こんにちは
心とカラダを整える
ハーバルセラピストのたかこです。
今日は、
中医学の学校で
月に 2 回薬膳を学んでいる
中医薬膳師コースでのお話しです。
・老化にあらがう薬膳
・臓腑の働きが低下したときの薬膳
去年の 10月から中医薬膳師を目指して
月に 2 回中医学の学校へ通っています。
これまでも何度となく書いていることですが
月に一度は薬用植物園へ通いながら
漢方や生薬に関わる
薬用植物を観察しているうちに
中医学に足を踏み入れました。
中医学というのは
中国で発祥した医学で
長い歴史の中で
繰り返し用いられながら実証検分され
生き残った学説をもとに
現在も用いられている医学です。
治療として様々な方法がありますが
薬膳はそのうちの一つで
食事療法なるものです。
すでに、
薬膳を学び始めて 4ヶ月目に入り
普段の食事にも注意を払って
時折、薬膳を取り入れています。
特に、
冬場の身体を温める食材や
美肌に良いとされる食材に注目し
事あるごとに
普段の食事に薬膳を取り入れていると
これまで晩秋から真冬に起こっていた
・乾燥による肌の異様な痒み
・寒さによる胸の痛み
・寒さによる関節のこわばりなど
毎年繰り返されていた困りごとが
緩和されてきた嬉しい体調の変化を感じ
これからも薬膳は続けていきたいと
思っているところです。
さらに、
薬膳は食事療法とは言いつつも
家族とともに
楽しく食卓を囲むことに
注力している点や
食材の味わいを大切にして
薄味に仕上げる点に
個人的に共感を覚えています。
今月の薬膳テーマは二つです。
・老化にあらがう薬膳
・臓腑の働きが低下したときの薬膳
どちらも気になる薬膳です。
臓腑の働きについては
・呼吸器系機能
・循環器系機能
・腎機能
・消化器系機能
我々を取り囲む自然界のもと
持ち前の体質や食事から得られるのが
気(エネルギー)です。
持ち前の体質や食事から
生ずる気の質は
臓腑の働きが深く関わります。
気(エネルギー)を消耗しすぎたり
気の生産がとどこおったり
そのような気が不足気味な状態から
・臓腑がうまく働かない
・臓腑の働きが弱まっている
そんな状態が考えられます。
その結果、
健やかな気が生まれにくい。
(中医学では気虚証と言われています)
臓腑がうまく働かないときに
見られる症状に基づき
臓腑がなめらかに働き
健やかな気を生み出せるような
薬膳を学んだ次第です。
老化にあらがう薬膳では
水餃子を餃子の皮づくりから教わりました。
クラスメートには
中国出身の方々が数名いらして
彼らは餃子の皮を作るところから
始めるそうで
彼らが教師となって
餃子の皮づくりを指導してくださいました。
Yさんからすごく上手とほめていただいて
かなり気を良くして
自宅でも夕ご飯に水餃子を作り
慣れもしない餃子の皮づくりを
週に 2 回もして
今週はかなり疲れました..
下の写真は、
3 度目の餃子の皮作りです。
今夜の鍋に
私の作った水餃子を使うから
早く作ってと夫に言われ
餃子の中身に入るタネは
刻んだ状態からスタートして
小麦粉の状態から
途中、30 分寝かせた時間を含めて
1 時間くらいで 20 個の水餃子が
どうにか作れるようになりました。
作り終えた途端、
身体中から力が抜けるような
変なだるさを覚えるなんて
気張って作ってるのかしらん。
粉物を扱っていると
幼い頃、床に正座して眺めていた
祖母の蕎麦作りを思い出します。
大きな陶器の器の中で
蕎麦粉を水でこねて丸め
それを手動の蕎麦作り機に
入れ込んで
長い長〜いそばが口から出てくるのを
床の上にのべていったのを
手伝った思い出です。
それを思い出しながら
小麦粉に水を混ぜながら
まるく丸めていきました。
そういえば、
若い頃はパンをこねて
焼いていたんだっけ..
そんなことも思い出しました。
その後、
Yさんに餃子の皮づくりに
励んでいることを伝えたら
とても喜んでくれて
分からないことがあったら
なんでも聞いてと
言ってくれました。
中国では焼き餃子よりも
水餃子がポピュラーだそうです。
中身の具材については
日本ではキャベツをよく使うが
中国では白菜が中心だとか。
エビやニラを入れると
美味しいと聞きました。
皮に使う小麦粉についても
強力粉や中力粉など
自在に自分好みで割合を決めて
食感に合わせて
レシピを組んでみたらと
提案されました。
なんだか石鹸作りみたいです。
石鹸も自分好みの使用感で
植物オイルをブレンドし仕上げます。
皮づくりに慣れたら
具材にも工夫を凝らし
いずれ、
小麦粉料理が上手になり
餃子作りも自在に
こなせるようになれたらと思います。
ところで、
先日あった薬膳菓子と薬膳茶の講座の後
中医学の学校長が登壇する
健やかな腎臓のための
セミナーを開催するというチラシを
学校サイドからいただきました。
私は若い頃から腎機能が弱く
腎機能を高める薬膳に
強い関心を持っています。
無料セミナーということで
すぐに埋まってしまうと聞いたので
チラシをもらったその帰り道に
すぐさま申し込みしました。
そのチラシをYさんに見せたところ
まだ申し込みができるようで
チラシにあったQRコードから
セミナーにYさんも参加することになり
セミナー後、
ふたりでランチすることになりました。
聞くところによると
Yさんも薬膳菓子と薬膳茶の
午後の講座を受講されているとのことで
自宅も割合と近く
これからいろんな情報交換ができそうで
とても楽しみにしているところです。
他のクラスメートとは
少しずつ名前を覚えて呼び合うような
雰囲気の良い時間を過ごしています。
講義の時は
なぜか、座る場所は皆いつも同じです。
私は最近目がとても悪く
いつも前の方に座ります。
いつもの場所で
隣や前後の人たちとの
おしゃべりの輪が広がります。
そんな中で、
薬膳菓子と薬膳茶の講座の
話題を持ち出したところ
その講座について知らない方が多く
ぜひ、私も受講してみたいと
キャンセル待ちに並んで
(薬膳菓子と薬膳茶の講座はとても人気があります)
念願の「花びら餅」を
習うことができたお礼にと
ご自身が習っている
いけばなの記念花展に
招待してくださいました。
お友だちと一緒にと言って
チケットを二枚いただいて、
年末に
しめ縄作りレッスンを受けた折に
高橋先生をお誘いしたところです。
今日は、
いろいろな楽しいこと、面白いことに
広がりを見せつつある
中医薬膳師コースのお話しでした。
・老化にあらがう薬膳
(老化防止の薬膳)
・臓腑の働きが低下したときの薬膳
(気虚証の薬膳)
これからも習ったことを
忠実に実践しながら
美味しい薬膳をいただいて
心とカラダを整えていきたいです。
お日さまと土と風と水を感じながら
植物とともにある暮らしに癒されて
ありのままでいられる暮らし
起糸でした。
バイバイ。