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はじめての薬膳茶と茶菓 12 月


こんにちは


心とカラダを整える

ハーバルセラピストのたかこです。



今年の 6 月から

薬膳茶と薬膳菓子を習い始め


半年が経ちました。


受講生には

同じ中医学の学校の卒業生として

国際中医薬膳師の方が多く


さまざまに役立つ情報を

伝えてくださいます。


そのお陰で


以前から気になっていた

薬膳コースに

10月入学することができました。




薬膳コースで

よくお話しするクラスメイトに


薬膳茶と薬膳菓子を

習っていることを話したら


私も習ってみたいとのことで予約され


今月は


そんな薬膳コースの

クラスメイトの顔を見つけて

とても嬉しくなりました。


薬膳コースのお付き合いが

単なる人付き合いではなく


中医学を学ぶという

ひとつの目的に向かって

歩んでいる者同志として

濃厚なつながりを感じました。



周囲を見てみると


私と同じく

薬膳コースのクラスメイトとのつながりが


どうやら、


先輩方の合間にもあるようで



期は違えども

皆、同じような道を

歩んでいることを知りました。




さて、


今月の薬膳菓子はお正月の和菓子。


その茶菓に合わせて


薬膳茶ではなく

お抹茶になりました。


講師の先生が

茶道の教授ということで


茶道+薬膳の趣向が強いのです。


試食タイムには

各自、お抹茶を立てました。





そして、


昔、習っていた茶道で

初釜の時にいただいた

花びら餅を作りました。


それと、


浮島というイメージのつかない

薬膳菓子について


調理実習が始まると


どうやら、


浮島なるものは


蒸しパンを思わせる

お菓子であることが

段々わかってきました。




昔習っていたフランス料理で

よく作っていたお菓子。


その作り方に似ていて


材料さえあれば

すぐにでも作れそうでした。


中に入れる緑色のうぐいす豆を

別なものにアレンジすれば


いろんなお菓子になるねなど

おしゃべりが楽しかったです。


私などは、


すぐ洋菓子を考えて

チョコレートでマーブル模様


そんなイメージを抱きました。




実際にできた薬膳菓子は

写真のとおりです。


緑色のうぐいす豆が

まるで点々と浮く小さな島のよう。









調理実習した後は試食タイムです。


浮島をいただきました。


しっかり緻密な生地は固く

美味しかったです。


これはぜひ我が家でも

作ってみようと思います。


花びら餅は自宅へ持ち帰り

夕ご飯の後のデザートに出してみました。


中に含んだ味噌あんや

お餅のほのかな甘さと

ごぼうの意外な柔らかさに


家族ともども舌鼓を打ちました。


今日習った薬膳菓子の

薬膳的解釈は


健やかに消化器系を整える


でした。


疲れた時に欲しくなる

甘いものは


身体を緩ませ

滋養させるものだそうです。





さて、


新しい年を迎えて春がやってくる頃


自宅で浮島にチャレンジしました。



浮島は甘いうぐいす豆を

散らした蒸しものでしたが


自宅では冷蔵庫の奥深くで

甘いオレンジピールを見つけ


うぐいす豆の代用としました。




我が家の蒸し器は何かの景品で

長年、大事に使ってきた年代もの。


とても小さい蒸し器なため


講座で習ったような

四角い型はあれども


蒸し器には入れず


仕方なく


大きめのココット型に

生地を流し込み


そのココット型ですら

1 個しか入らず


時間をかけて

ひとつずつ家族分を

蒸していきました。






蒸し器のなかでは

本当に蒸しパンのような様相で

ふっくら膨らんでいましたが


蒸し上がって外に出すと


春の冷気に当たって

しゅんとしぼんでいきました。


それがとても口惜しかった。


けれども、


夕ご飯のデザート時に

家族ともどもいただくと


むっちりとした口当たりに

ご飯の後ではちょっと重たいデザートで



思い起こせば、


それは白あんがたっぷり入った

蒸しものであることを思い出し


そりゃぁ、重たいあんこが

たっぷり入ったお菓子なら


軽くふんわりと膨らんだままの

はずがないじゃないか


そう合点がいったのでした。




オレンジピールの入った和菓子は

それはそれで美味しかったのですが


やはり、うぐいす豆で試したい。


行きつけのお店では

なかなかうぐいす豆が見当たらず


自分で蜜煮にしてみようと

近所の乾物屋でお豆を調達してきました。


「うぐいす豆になるお豆ください」と


お店のおかみさんが差し出したのは

そんなに緑色でもない青えんどう。


つまり、グリンピースと

我々が言っているお豆でした。


ここで、薬膳的にはどんなお豆なのか


薬膳素材事典 源草社から引用します。



豌豆(えんどうまめ)は食欲不振、嘔吐、下痢、足が攣る(つる)に良い。
種子を食べる実えんどうと莢(さや)を食べる莢えんどうに分けられる。
実えんどうは完全に熟した豆として収穫する青えんどう、赤えんどう、白えんどう、未熟な状態の豆を食するグリンピースがあり、さやえんどうには絹さや、スナップえんどうがある。
若い苗や蔓(つる)の先の柔らかい茎葉を「豆苗」と呼ぶ。





呼び方ひとつで別物と捉えがちでしたが


解説を読んでいると


青えんどうは


暮らしの中で大変親しんでいる

お豆であることが分かりました。



また、お豆を調達したときに


不憫に思った夫が

直径 24cmのせいろを買ってくれました。


せいろは以前自宅にもありましたが


自然素材であるせいろが壊れてしまい

今は水蒸気を上げる鍋だけ残されています。


その鍋に合わせて

せいろを購入することができました。




手に入れた青えんどうを蜜煮にし

大きめの蒸し器も用意でき


浮き島に再度チャレンジします。










お日さまと土と風と水を感じながら

植物とともにある暮らしに癒されて


ありのままでいられる暮らし


起糸でした。


バイバイ。

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