こんにちは
心とカラダを整える
ハーバルセラピストのたかこです。
今日は、薬膳茶と茶菓について
お伝えしたいと思います。
月に一度、中医学の学校で
薬膳茶を習っています。
今月のテーマは秋。
ジメジメの夏が終わると
乾燥した季節へと移行します。
朝晩は気温が下がり
時には手足の冷えを
感じるようになってきました。
その乾燥と冷えに対処する
薬膳ということで
咳や喘息、胸痛に良いとされる
玉竹五味子茶を習いました。
玉竹五味子茶は身体を温め
肺に潤いをもたらすとされます。
9 月の終わり頃から
しきりと胸が痛むようになってきました。
前々から楽しみにしていた
イベントが 10 月にありました。
夜は早めに休むなど
生活リズムは守って
無理をしないよう
注意していたのですが
尋常ではない胸の痛みに
キャンセルせざるを得なくなりました。
そんな時のタイムリーなテーマ。
試飲時には酸味と
苦味の風合いが口に合い
さっそく、
玉竹五味子茶を買い求めました、
玉竹五味子茶というのは
玉竹と五味子のブレンドティーです。
五味子は韓国で有名なお茶であることは
手持ちの本で知っていました。
玉竹の方は初めて聞くワードで
帰りがけに先生に質問してみました。
玉竹って竹なの?
すると、
対応してくださった先生が
自分のデスクから事典を持ってきて
植物のイラストを見せてくれました。
アマドコロという名前を持つ植物でした。
上の写真は東京都薬用植物園での
野外観察時のものです。
子供の頃から親しんできた
ナルコユリのようで
親しみを持って
写真を撮った花でした。
以下に、
東京薬科大学薬用植物園から
引用します。
アマドコロは乾燥した根茎を生薬名でイズイといい、滋養、強壮、打撲傷に用いる。
成分の粘液質は多種類のオドラタンやフルクタンを含む。
新芽は山菜として利用される。
どうやら、
粘液質がのどや肺などを
潤してくれるようです。
ハーブで言えば
マシュマローやブルーマロウが
同じような使い方になるでしょうか。
五味子については
季節に寄り添う韓国茶 コウ静子著から
以下、引用します。
五味子はその名の通り、ひと粒で甘、辛、酸、苦、塩の 5 つの味を持ちます。
秋に小さな実がいくつも連なって熟しますが、それはほんのひとときで、乾燥したものが 1 年を通して出回ります。
五味子は冷えや喉の渇き、咳止め
疲労回復、消化促進、ストレス
リラックスに良いと書かれています。
まとめてみると
秋のはじまりは、
玉竹五味子茶が
心とカラダを整えてくれる
薬膳茶ということが分かりました。
コトコト小鍋で煮立てる
煎じ茶です。
時間をかけて丹念に煮出す
薬膳茶用に
土瓶が欲しくなってきました。
ところで、
今回の茶菓は
亥の子餅とポテトを習いました。
ポテトはさつまいもにかたどり
じゃがいもとかぼちゃを
練り上げたものです。
周囲をスパイスではたいています。
亥の子餅はあんこのパウダーを
上手に取り入れた
美味しい薬膳菓子です。
機会があれば作ってみたいですね。
今日は、
はじめての薬膳茶と茶菓として
10 月編をお伝えしました。
・玉竹五味子茶
・ポテト
・亥の子餅
秋の日の胸の痛みを和らげるために
薬膳茶は自宅でも煎じて
いただいています。
五味子は韓国で
とても有名だそうですが
私ははじめ知りました。
お日さまと土と風と水を感じながら
植物とともにある暮らしに癒されて
ありのままでいられる暮らし
起糸でした。
バイバイ。