こんにちは
心とカラダを整える
ハーバルセラピストのたかこです。
今日は、
中医学の学校で習う
薬膳茶と薬膳菓子について
お話ししたいと思います。
・肉桂と杜仲の薬膳茶
・初霜きんとん
・栗まんじゅう
8 年くらい前から
私の周囲に
薬膳、中医学
というワードが引き寄せられ
しばし黙って眺めていたのも束の間
最近では、
西洋ハーブ療法と
西洋占星術の学びとともに
月一の薬用植物園通いで
目にする生薬・漢方薬に関わる植物たち
それらがない混ぜになって
内的に急激な変化が生じてきました。
受け身になって
変化をただ見つめるだけでなく
すぐにも行動に移すのが私らしさです。
まず、
漢方の薬剤師さんの講座を受講しました。
その中で
どうやら、
今まで生薬学だけの視点で
眺めていたことに気付かされ
東洋医学的な本草学的視点の
欠如を知りました。
そこで、
今年の 6 月から中医学の学校へ
通い始めたことから
近々、薬膳コースの
入学募集が始まることを知り
思い切って
薬膳コースを受講することに決めました。
若き学生でもない
現状の私にとって
本草学とやら
その窓口は
どうやら薬膳しか
ないものと判断したからです。
その合間をぬって
薬膳茶と薬膳菓子を
習うことになりました。
やや忙しくなってきたのですが
薬膳茶に関する知識は
両講座から深まってきているのを
感じています。
今日の講座では
肉桂と杜仲のお茶でした。
肉桂とはいわゆるシナモンのことです。
シナモンの木には
いくつか種類があったり
呼び名もたくさんあって混乱します。
そんな時は学名を見て判断します。
肉桂の学名は Cinnamomum cassia Blume
シナニッケイとも言われます。
下の写真は 2 月下旬
東京薬科大学薬用植物園内にある
温室のトンキンニッケイ
別名シナニッケイです。
名前がトンキンニッケイとあっても
学名は上記と同じです。
以下、ネームプレートから
引用します。
中国南部、ベトナムで栽培される常緑低木または高木。
トンキンとはベトナム北部のこと。
用部は樹皮(桂皮)小枝(桂枝)
効能は健胃、制吐、解熱、鎮痛、発汗、止渇
用途は桂枝湯、葛根湯、麻黄湯、製菓
極寒の 2 月下旬でしたが
肉桂は黒い果実がなっていました。
その樹皮と杜仲の樹皮を
薬膳茶に仕立てました。
スーパーに行くと
よく杜仲茶が売られています。
先生曰く、
市場に出回っているのは
樹皮ではなく葉っぱだそうです。
薬膳茶としては樹皮を使うのだとか。
杜仲については
生薬と漢方薬の事典田中耕一郎編より
以下、引用します。
杜仲茶には葉を使いますが、生薬にはゴム状の粘り気のある樹皮を使用します。
粘り気のあるものは腎を補うとされていますが、この杜仲もそのひとつです。
杜仲の特徴は筋骨を強くして、足腰の関節痛、脱力を改善し、筋力低下を予防する点です。
即効性というよりは日常に内服するのが良い方法です。
私は若い頃から腎機能が弱いので
杜仲茶を常時いただくのが
良いのではないかと感じました。
肉桂と杜仲を煎じた薬膳茶は
ことのほか美味しく
口にも合いました。
好きな香り、味わいのものなら
カラダにも合うそうです。
薬膳菓子としては
・栗まんじゅう
・初霜きんとん
でした。
そぼろ状のきんとんを
箸を使ってそれらしく
飾り付けするのは
かなり難しかったです。
きんとんを飾り付けた後に
初霜として白あんをくっつけます。
栗まんじゅうはオーブンで焼きます。
焼き上がりは皆で楽しく
ケシの実をつけて
栗っぽくしたのが面白かった。
お味は上野のひよこまんじゅうのようです。
今日は、
11月の薬膳茶、薬膳菓子として
・肉桂と杜仲の薬膳茶
・初霜きんとん
・栗まんじゅう
のお話しでした。
講座で学んで
カラダに合いそうな薬膳茶は
ぜひ、日常に取り入れて
いきたいと思います。
お日さまと土と風と水を感じながら
植物とともにある暮らしに癒されて
ありのままでいられる暮らし
起糸でした。
バイバイ。
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