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晩秋の植物園で


こんにちは


心とカラダを整える

ハーバルセラピストのたかこです。


今日は、


月一で通っている

東京都薬用植物園から

深まる秋の様子をお伝えしていきます。


・サフラン

・キク

・サンシュユ

・ラッキョウ

・ソバ

・チャノキ





入り口に入ると

すぐにサフランが

咲いていました。


サフランと言えば


サフランライス、

ブイヤベース、パエリアなど


クッキングを

思い浮かべる方が

多いと思います。







サフランライスを作るときは

赤い雌しべ(めしべ)を使って

水溶性のカロテノイド色素クロシンで

ご飯を黄色く染めます。


写真のように

ひとつの花に雌しべは 3 本つきます。


この雌しべを摘んで収穫し

乾燥させる手間が必要なので


サフランは高価なスパイスです。



メディカルハーブの事典

林真一郎編から


サフランについて引用します。



紀元前 1700 年にクレタ島のクノックス宮殿に残されたフレスコ壁画にはサフランを摘み取る人の絵が残されています。
現在ではスペイン、イタリアなどで栽培され、パエリアやブイヤベースに不可欠のスパイスハーブとして知られますが、中東諸国ではハーブティーとして服用されます。
鎮静、鎮痙、通経作用を持つことから生理痛や冷え性、ヒステリーなどに用いられます。
サフランは特有の匂いがあり、味は苦く、唾液を黄色に染めるのが特徴です。



通経作用とは、

月経を刺激する働きです。


子宮収縮させる働きから

堕胎の危険性があるため

妊娠中に使用しない禁忌があります。


簡単に水に溶ける

黄色いクロシンについては

クチナシのところでも

お話ししました。


下のリンクからご覧いただけます。






サフランの香りを使った

ルームコロンをディフユーザー

(香りを拡散させる)形式で

作ってみました。


サフランチンキは

スッキリとした香りです。


コロンをクリアな

黄金色に彩ってくれました。











さて、


園内では待ちに待った

菊花の開花です。


至る所でこんもり

花畠を作っていました。






目に良いとされる

菊花のお茶は時折いただいています。


下のリンクから詳しくご覧ください。








菊花の種類は多く

目についた菊について

下に列挙しますね。


・ヤマジノギク

・シマカンギク

・シラヤマギク

・アワコガネギク





春先からずっと観察していた

柑橘類や柿、サンシュユ

サンザシなどが

赤〜橙に色づいて


秋の豊穣を感じました。







サンシュユは極寒の時期

早春に希望の花を

咲かせていました。


黄色く群れた様子が

あまりにも素敵でした。


春の写真は

下のリンクからご覧いただけます。





真っ赤な果実をお酒に浸けて

薬用酒、作ってみたいですね。





特記すべきことは

ラッキョウの花が

可憐に咲いていたことです。


重たい頭が風に揺れていました。






ユリ科のラッキョウは

根っこにできるりん茎を

薬用に使うのだとか。


日本ではラッキョウ漬けで

いただくことが多いですよね。





秋が深まり、

林の木々は彩りを隠せません。


多くの訪問客が行ったり来たり

写真を撮っていました。


天高く青空が映え

紅葉・黄葉は風に揺れていました。









晩秋はソバやチャノキの花も

開花します。


ソバの花畠は圧巻でしたよ。








ソバはこれから結実します。

その種子を製粉して

そばができるんですね。


チャノキも椿の種のような

種子を作ります。


その種子を圧して植物油が取れます。







チャノキの花は甘い香りがします。






今日は、


東京都薬用植物園から

晩秋の様子をお伝えしました。


・サフラン

・キク

・サンシュユ

・ラッキョウ

・ソバ

・チャノキ



春にできた果実の萌芽が

じっくり時間をかけて

熟していくように


植物たちは

季節の変わり目に

ゆっくり移ろうように

変化していきます。


その様子を過去リンクをつけて

お届けしました。








お日さまと土と風と水を感じながら

植物とともにある暮らしに癒されて


ありのままでいられる暮らし


起糸でした。


バイバイ。



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