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暮らしに植物を取り入れる / 山椒を使うチンキ



こんにちは


心とカラダを整える

ハーバルセラピストのたかこです。




今日は、


暮らしにハーブを取り入れる一例として

山椒をあげてみたいと思います。




前回、


山椒を使う料理として

和風ロールキャベツを紹介しました。


白湯を思わせる淡白なスープは

滋養にあふれ


上品な美味しさを味わえます。


ひと口すすると静かな気持ちさえ

湧き起こるほどでした。


山椒について

どんな働きがあるのか

詳しく述べています。







今回は、


山椒をチンキに仕立てるお話しです。



チンキというのは


ハーブやスパイスに含まれる成分を

アルコールに抽出させ


内服や外用に使い

健やかな暮らしに役立てるものです。




山椒は日本のスパイス(香辛料)ですが


生薬であることを

先日、植物園で知りました。









東京都薬用植物園の

ネームプレートから

以下、引用します。



山椒はミカン科の植物です。薬用部分は果皮。

鎮痛鎮痙薬、駆虫薬の処方や漢方処方用薬に配合されます。

製剤原料として芳香苦味健胃薬(苦味チンキ)。




冷えによる腹痛や腹部膨満感を

目的とした漢方薬の構成生薬です。


生薬と漢方薬の事典 田中耕一郎 編著から

山椒について引用します。


腹部をよく温め動かし、痛みを止める作用があります。
冷えによる腹痛などの痛みや、腹部膨満感、吐き気、嘔吐などに用います。
腸の動きを盛んにするため、少し便が緩くなる場合があります。









ぴりりと小粒でも辛い山椒は


食欲不振になりがちな

梅雨〜夏に使いたい香辛料ですね。


緑いろの果実は次第に赤く、


やがて


黒くなっていくようです。









私は胃腸が弱く、


就寝時間がいつもより 30 分遅れるだけで

胃腸にダメージを与えてしまうようで


食欲不振、腹部膨満感、口内炎などで

悩むことが多いです。




そこで、


山椒が持つパワーにあやかり

チンキを仕込んでみました。









透明だったチンキが


翌日には

柔らかな山椒色になっていました。




2 週間後には金色になりましたよ。









チンキとして使うには


働きが強い、つまり、毒性も強いので

薬味的に使う分には良いが


一度に大量に摂取するのは

注意したいとのこと。


(日本のハーブ事典 村上志緒編)





チンキには水溶性のもの

脂溶性のものが抽出されてきます。


使用上の注意としては

上記のとおりと考えています。


いつものように


チンキはお茶などに

数滴垂らしていただきたいですね。




食卓に置いた山椒のチンキ。


普段いただいている

ハーブティーに数滴垂らすと


芳しい一陣の風が吹いたような

そんな空気感に一瞬包まれました。







今日は


ぴりりと小粒でも辛い

山椒を使うチンキの紹介でした。


山椒のチンキは

素敵な色合いと香り高さがあり


普段使いがもったいないくらい

おすすめですよ。







ハーブにまつわる講座を開講予定です。


講座名は「ハーバルヒーリング」。



今日ご紹介したような


ハーブが持つ働きを利用した

チンキを試作したり


気持ちを整えたり

日々の体調管理のために


暮らしの中に取り入れていきます。



どんな時に

どのハーブを使ったら良いか


受講されると

自分でハーブを

選択できるようになりますよ。



植物とともにある暮らしから

健やかな元気をもらいます。




心地よい暮らしのなかで

自分らしく生きるために


植物(ハーブ)の香りに

癒されながら


セルフヒーリングに活用していく

術を身につけます。


そんな講座です。





簡単なハーブの活用法を

ハーバルヒーリング講座で

学んでみませんか?



ハーバルヒーリング講座について

記事を書いてみました。


良かったら、ご覧ください。






また、


ホームページにも掲載しています。


講座について詳しくは、

下のボタンからご覧ください。













お日さまと土と風と水を感じながら

植物とともにある暮らしに癒されて

ありのままでいられる暮らし


起糸でした。


バイバイ。



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