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中医薬膳師を目指して 2 月


こんにちは


心とカラダを整える

ハーバルセラピストのたかこです。



今日は、


月に 2 回学んでいる

中医学の学校のお話しです。





中医学の学校がどんな様子なのか

少しだけお話しすると


講義のある日は


午前は中医学について

詳しくひもとき


午後は調理実習を交えて

薬膳を味わう


という具体に


一日を通して中医学を学んでいます。


そのために月に 2 回

学校へ通っています。



自宅で学べる通信制もあります。




調理は主婦の仕事のひとつにあり


毎日何時間も厨房に立ち尽くし


家族のために嫌でも

飯炊き母ちゃんをしていると


調理実習まで込みの学びを

わざわざ選ぶこともないかと

考えたのですが


私の星巡りから

食に関わるのが私らしいと出ており


また、


見たことのない中薬というものを

(日本で言うところの生薬)

目で見て手に触れ味わうことで


より身近に感じられると考えて


あえて通学コースを選びました。





実際に始まると


いろんな人たちとの交流もあり

一緒になって調理をする楽しみも増え


プライベートな時間に

薬膳巡りに出かける企画まで立ち上がり


なんだかますます

楽しくなってきました。


今では通学コースを選んで

正解だったと思います。




中医学の理論では


今は入学した当初


考えてもいなかったような奥深くまで

分入っている状況です。


先生いわく


「そろそろ皆さんの顔が暗く下向きになる頃」


毎年教鞭をとっていると

講義が始まって半年前ごろには


いつも同じ景色を


教壇から見ることになるそうで



私は、なるべく

すっきりとした気持ちで

中医学に向き合いたいと思い


冷蔵庫の中身を見ては

薬膳になりそうなものをかき集めて


暮らしで実践し



理論についても

毎月課される宿題もおろそかにせず


ない頭をひねっては

丁寧に問いに答えて


せめて 2 回くらいは

繰り返しトライするようにしています。



今月の薬膳の学びはふたつ


・血虚症

・冷え症


中医学の理論では蔵相学説です。



SNS で中医学というと

陰陽五行説を持ち出している

投稿をよく見かけます。


でも、学んでいると


中医学は


陰陽五行説ばかりでないことが

次第に分かってきます。


いくつもの学説があり

それらは独立しているとのことで


中医学を扱うときは


いくつもの学説を並列して

目の前にいる体調不良の方を観るのだとか。



薬膳はその処方のひとつです。




この頃は


ツボや鍼灸(しんきゅう)にまつわる

経絡のお話しも出てきて


人体というのは


摩訶不思議に

出来上がっているものだなぁと


もう少し踏み込んで

知りたくなっています。





さて、薬膳のお話しに戻ります。


中医学では血の営養作用の不足で起こる病的変化を「血虚症」といいます。
血虚症で最も多いのは鉄欠乏性貧血です。

(薬膳の基本 辰巳洋著)



血虚ってなに?


そう感じた読者の方は多いと思います。


要は、


血虚症では貧血や鉄分不足、鉄分吸収障害が

見られるとのことで


顔色が青かったり

疲れやすかったりするそうです。


思い当たる方も多いかと思います。



その血虚症のための薬膳では


貧血によく使われるレバーを

黒ごまでびっしりまぶした一品を食しました。


レバーの臭みはなく美味しくいただけました。








黒ごまを大量に使ったのですが


レバーに乗り切らない黒胡麻は

捨てるのはもったいないからと


担当していた女性らが機転を効かし

黒胡麻のラスクらしきものを作ってくれました。








黒ごまラスクもどきは

香ばしくなかなか美味しかったです。


そして、


薬膳ではよくおかゆが出ます。


消化吸収に良いし


古い薬膳書には

老人のためのかゆについて

書かれた書物があるそうです。


お粥というと


のり状に真っ白に炊き上げた

お粥の真ん中に梅干し一個を

イメージしますが


薬膳がゆはお粥だけでも

十分に栄養があるようで


私も老人になった暁には

薬膳がゆを常食しようと目論んでいます。







血虚症のためのお粥は

見た目が濃厚ですが


こちらは黒米のお粥で

さっぱりといただけました。


我が家のご飯もひとつまみの黒米を入れ

ほんのり桜色に染めていただいています。


今回のように黒米だけで

炊いたことがなかったので


その発想にちょっとびっくりしました。



貧血に黒いものが良いことは

よく知られていますが


実際、薬膳でも

黒胡麻に黒米と使われています。






ここでお話がそれますが


中医学ではよくお米がいいと聞きます。


と、同時に小麦もいいと聞きます。


小麦は精神を安定にさせてくれる食材だそうで


小麦を入れた薬膳茶を

いただいたことがあります。


思い返せば、


焼き餃子や水餃子、しゅうまいなど


点心は小麦粉を水で練ってから

生地を作ります。





いつだか、


学校給食に食パンはいけないという

話しを読んだことがあります。


あれは戦争に負けた日本へ

強制的に小麦粉を消費させる

アメリカの戦略。


そして、


米が主食の日本人の食生活には

全く馴染まないから


パン食は体のために

やめるべきだという意見でした。



でも、


こうして、中国大陸から渡ってきた

中医学では


小麦がいいんだよと学ぶことで

何かしっくりこない気持ちが

すっきりしました。


薬膳茶も私の胃腸には

よく馴染むようで


気分が悪くなったことは

一度としてないです。


実は、


あまり口にしない西洋ハーブのお茶では

たびたび具合が悪くなって


速攻でトイレに駆け込むことが

これまで何度となくありました。


体外に排出させようと

体が躍起になって

私に吐かせたりします。


それが何度となくあります。


いつかなど


ハーブの学校で

講義中にいただいた試飲で具合が悪くなり


帰りの電車の中で倒れそうになって

何度も降車しながら時間をかけ

帰路に着いたことがあります。


だから、お茶を一口いただいて

胃袋に落ちた時の感触は


私にとって死活問題です。


薬膳茶が体に馴染む飲み物だと

言い切れるのは


ひとえに消化器の本音なのです。




そうした事柄を含めて


薬膳は私の体にしっくり馴染み


そして、


体を温める食材を取り入れた結果

この寒い冬場を楽に過ごせたことで


薬膳への、中医学への

信頼が確固たるものとなってきました。





今回の薬膳茶も美味しかったです。


中薬(日本で言うところの生薬)が

ちょうど我が家にもあるので

このお茶は度々いただいています。








ほのかな甘みのある竜眼大棗茶は

虚弱な体質の方にも良いとのことです。


その甘みが気持ちを穏やかにさせてくれます。





さて、


もう一つの薬膳は

冷え症のためのもの。







冷え症のための薬膳は

体を温める食材はもちろんのこと、


スパイスで香りを使うものもあり

日常感があふれていました。


スパイスは小茴香を使いました。


小茴香(しょうういきょう)は

フェンネルのことです。



ウイキョウは日本には平安時代に中国から渡来しました。
若い葉および種子に芳香と苦味があり、薬用以外に香辛料や化粧品などに用いられます。

(東京都薬用植物園)






小茴香の黄色く小さな花は

梅雨ごろ咲きだし


8 月中旬には種になります。


暑さの残る晩夏には

二度咲きしていました。







フェンネルの「種子」といっているのはじつは果実で、その中に種子が 2 粒入っている。
ヨーロッパと中国では現在も授乳中の母親が母乳の出をよくするためにフェンネルの種子をよく用いる。フェンネルには性ホルモンのエストロゲンによく似たフィトエストロゲンという化合物がふくまれている。
インドではフェンネルの種子を食事の後でよく食べる。口臭を予防し消化を助けるためだ。

(世界薬用植物図鑑 原書房)




フェンネルの香りを

蒸留酒に使うアルコールも

たくさん市場にあるそうです。


そして、


消化を助けるハーブとして

チンキとして使う手もあるとか。


消化器系が弱いので

「フェンネルのチンキ」


さっそく、私も作ってみたいですね。


(チンキの作り方はハーバルヒーリング講座でお伝えしています)






さて、


中医学では


小茴香はやはり体を温めるものとして

扱っています。


スパイスと言うことだと思います。







最近、親しくなった

Y さんは中国の方で、


よく中国の家庭料理について

色々教えてくださいます。


Y さんおすすめのチキン料理を

ここで紹介します。


鶏の手羽先にフェンネルをまぶし

塩コショウしたら


レモン汁を少々垂らし

グリルするととても美味しいとのこと。



植物オイルでマリネはしないそうで

聞いているだけで食欲がそそられました。








お肉料理も作りました。


牛肉とピーマンの炒め物です。

ピーマンはししとうの代用でした。


季節が異なれば、

今手に入る食材で代用できますね。





ところで、


体を温める食材を意識して

この冬を乗り切りましたが


美肌についても同様に

週に一度は食卓に薬膳が登場します。


この冬で


顔にあるシミが薄くなったようで

目立たなくなってきたのは

目の錯覚でしょうか。。


体を温めていると

体の中でさまざまな巡りが

活発になってきた

証拠なのかなと思っています。



薬膳の名の通り

体に良きことづくめです。




このごろは春の薬膳が

食卓に並び始めました。


体調に応じた薬膳があるように

季節に応じた薬膳もあり


薬膳と一口で言い表せられないほど

奥深いものです。





今日は、


中医学の学校で学んだ薬膳


・血虚症

・冷え症


について綴りました。





これからますます

中医学の奥地へと

足を踏み入れていきます。



なかなか理論は頭に入ってきませんが


クラスメートたちとの

薬膳食べ歩きツアーで


薬膳にどんどん

親しんでいきたいと思います。







お日さまと土と風と水を感じながら

植物とともにある暮らしに癒されて


ありのままでいられる暮らし


起糸でした。


バイバイ。










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