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レモンバーム

こんにちは


心とカラダを整えるハーバルセラピストのたかこです。






今日は、気持ちを和ませてくれるハーブを紹介したいなぁと思います。





レモンバームというハーブをご存知ですか?



名前にあるように、摘むとレモンのようなさわやかな香りを放って、気持ちをほっと和ませてくれるハーブのひとつです。



素敵な香りを放つことから、香水薄荷とも言われます。




また、学名が Melissa officinalis なので、メリッサとも言われます。


メリッサっていう名前なら、聞いたことがある!という方が多いかなと思います。




日本メディカルハーブ協会のホームページで、レモンバームについて、次のように紹介されていました。



「学名の Melissa はギリシャ語ではミツバチを意味し、レモンバームが蜜源植物として重用されてきたことに由来すると考えられています。」





メリッサの花々にミツバチがいっぱい蜜を求めてやってくる風景が、目に浮かぶようですね?





ところで、



我が家の自宅は猫の額ほどの庭と小さなベランダでいろんな植物を育てています。


その中でも、レモンバームは、どこにでも見られるプラスチックの細長いプランターで、長年育てています。







一度植えると、毎年春になれば、初々しい若葉を株の根元から湧き立たせ、常に新しい芽が生まれてくるので、育てやすいハーブのひとつかなと思います。



ハーブというのは、日当たりが良く、適宜に水を与えていれば、イヤッというほど繁殖しますが、レモンバームもそんな元気なハーブのひとつですね。



我が家の猫の額ほどの日当たりの悪い場所ですら、元気に繁茂してくれます。




茎が長くなり、茂ってくると、時折、せん定のために、ハーブを刈り取ります。



きれいに洗って、干しておけば、パリッと乾きますね。



ドライになったところで、暮らしのなかのいろいろな場面で活用し、楽しんでいます。




レモンバームに親しむ方法を 4 つ紹介したいと思います。






 



レモンバームに親しむ その 1



ハーブティーのブレンドに加えます。


私は、毎日、体調を整えるために、いろんなハーブをブレンドして楽しんでいるんですが、


時折、ブレンドにレモンバームをほんのちょこっと混ぜて、お茶としていただいています。



収穫した後、きれいに洗って干し、乾いたレモンバームを清潔なびんの中で保存します。


お茶にする時は、葉っぱを 2 〜 3 枚もんで香りを出してから、ブレンドに加え、お茶にします。




先ほど紹介した日本メディカルハーブ協会のホームページでは、次のようにレモンバームが持っている働きについて紹介しています。



「精神の高ぶりを鎮めたり、頭痛や腹痛などをやわらげたりする働きがあります。」





また、手元の事典では、次のようにレモンバームについて述べられていました。



「心身のデリケートな状態をおだやかに調整する特徴がある」ということなので、優しい味わいにお子さまにもおすすめのハーブティーです。


出典:メディカルハーブの事典 林真一郎 東京堂出版




レモンバームをブレンドしたお茶をいただくと、気持ちがホッと和みます。



夏の日など、フレッシュでいただくと、とても美味しいと聞きました。




植物が持つ優しさを、ぜひ、あなたにも知っていただきたいなぁと思いますよ。





 




レモンバームに親しむ その 2



クッキーに練り込んで焼きます。


クリスマスが近づいてくると、クッキーを焼きたくなりますね。


レモンバームのクッキーを焼いてみました。






刈り取ったみずみずしいレモンバームをバックに、焼き上がったばかりのレモンバームクッキーと、淹れたてのレモンバームブレンドティーです。


クッキーをひと口かじってみました。


なんとも言えない、芳しい香りがします。




手前に乾いたばかりのレモンバームが見えるでしょう?


さっきも説明したけど、もう一回ね。


お茶をブレンドする時にね、2 〜 3 枚レモンバームを指の間で揉んで香りを出してから、ブレンドに加えるんです。


そうするとね、とっても素敵な香りが立つお茶になるから。




それとね、


旬のゆずを収穫して作ったゆず茶を、お茶に混ぜていただくと、ビタミンCがいっぱい。


美味しいだけでなく、風邪引きの予防になりますよ。


喉が痛い時なんかにも、おすすめです。


ゆず茶の作り方はこちらから。






<レモンバームクッキー作り方>



素材など

・大きなレモンバームの葉っぱ 2 枚くらい

・薄力粉 150 g

・アーモンドプードル 50g

・きび砂糖 60 g

・塩 少々

・菜種油 50g

・豆乳 大さじ 3

・強力粉 少々

・クッキー型

・板とめん棒

・オーブン

・クッキングシート




作り方

・粉類をボウルに入れて混ぜ合わせる


・そこへ菜種油、豆乳を加えて、全体に混ざるまで両手の平でこすり合わせる


・レモンバームの葉っぱをちぎるようにして加え、全体に混ざったら生地を丸める


・30 分冷蔵庫で寝かせる


・オーブンは 170 度に予熱し始める


・強力粉を軽く振った板の上で、綿棒を使い、生地を伸ばしていく


・5 mm ぐらいの厚さになったら、型抜きしていく


・型抜きした生地を、クッキングシートを広げたオーブンの受け皿に並べる


・170 度で 20 分、焼いていく






 





レモンバームに親しむ その 3



デザートのトッピングに使います。



先ほど、手作りゆず茶を紹介しました。


咳が止まらない時に、ゆず茶を薬草茶に混ぜていただいていたんですが、ゆず茶が引き立ついただき方をいろいろ探していました。




私はヨーグルトとフルーツが大好きです。


別々にいただく時もあれば、フルーツにヨーグルトをかけていただくことも多いです。



いちごのヨーグルトがけの上にゆず茶をトッピングしました。


そこに、庭先から摘んできたレモンバームをちょこんとのせてみたんです。







赤いいちごと、白いヨーグルト、黄色いゆず、そして、緑のレモンバーム。


見た目にも素敵に映えますし、それぞれの味わいもミックスされて、とても美味しかったです。




ちなみに、黒い物体はチョコクッキーです。


マーマレードとチョコって相性が良いでしょう?


クッキーの仕込み時、マーマレードも入れたんですが、ゆず茶も加えてみました。



結構、いけますよ。





 




レモンバームに親しむ その 4



入浴剤にします。



庭先で収穫するハーブを使った入浴剤は、しょっちゅう作っています。



生育の良いレモンバームは、せん定も必要で、大量に収穫できた時なんかには、レモンバームのさわやかな香りのする入浴剤を作ります。





今回は、ふた束収穫し、ドライになったレモンバームを、写真のように不織布バックに詰めていったんです。


9 袋できました。





<ハーバル入浴剤づくり>



素材など

・乾いたレモンバーム

・塩

・米ぬか

・不織布バック




作り方

・レモンバームは大きなボウルの中で細かくカットする。


・ひとつの不織布に塩大さじ 1 と米ぬか大さじ 2 を入れていく。


・それから、レモンバームをひとつかみ袋に詰めていく。


・不織布バックのヒモをぐるりと巻いて、キュッと閉める。




米ぬかというのは、お米を精米すると出てくるカスです。


カスと言っても、米の栄養分が全てそこに含まれているんですが、我が家では、小さな精米機があって、毎日食べる分だけのお米を精米しているんです。



冬の季節は、出てきた米ぬかを全て集めています。


大根の下ごしらえをする時や、入浴剤を作るときの材料になるからです。



米ぬかのお風呂は白濁して、肌あたりが優しくなり、また、ミネラル類が豊富でお肌をなめらかにしてくれます。


美人湯になるので、冬の季節は、いつも入浴剤作りに米ぬかを加えているんです。



ただし、気温が上がってくる夏の季節は、お風呂の中で発酵が進んで、湯が腐ってしまうのでおすすめしませんよ。





 




おうちの庭で育てているレモンバームの楽しみ方、いかがでしたか?



どれも、レモンバームの素敵な香りを楽しむものばかりです。



ボタニカルライフの断片を気ままに綴ってみました。









お日さまと土と風と水を感じながら

植物とともにある暮らしに癒されて


ありのままでいられる暮らし


起糸でした。


バイバイ。


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