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ゆずのある暮らし パート2

こんにちは

心とカラダを整えるハーブ療法士のたかこです。



私は、かつての自分がそうであったように、なんらかの変調を感じながら過ごしている更年期女性が元気になり、自身を取り戻せるようなライフスタイルを提案しています。




さて、今日のお題は「カラダを温める」です。




季節を問わず、冷えに悩む女性は多いですよね?


今日は、カラダを温めるヒントを旬の「ゆず」からいただいてみましょう。






先日、風邪を引きました。


ひどい咳で、肺炎を起こしているんじゃない?って家族に言われています。



熱がしばらく続いて、水を飲むことさえ不可能な状態になりました。



ハーブ療法士であるならば、ハーブティーでも煎じていただくのでは?とお考えの方が多いと思います。



確かに、ハーブティーを煎じて飲めば、少し治りが早まるかもしれません。



けれども、本当に具体が悪い時は、キッチンに立って、いそいそとお茶の支度などできないものです。




熱のために、布団の中でぐっしょり汗をかいて、寝ていることぐらいしかできないんですね。




トイレに立ち寄ったのが 1 日に 1 度きりだったのも事実ですが、



そんな調子で、ポカリスエットをコップ 1 杯いただくのが精一杯でした。



心配した家族が、仕事に出かける忙しい合間に、あるいは、仕事から帰宅してから、わざわざ買い物までして揃えてくれた飲み物一式、蜂蜜入りカモミールティーやだし汁(多分、ミネラルが取れるから?)、そしてポカリスエット、お口で吸えるゼリー各種。


そんな優しいいたわりを目の前にして、水分を取ろうと頑張る訳です。



普段、滅多に薬は飲まないんですが、漢方を飲みなさいと家族から差し出されたものを食前、食間に飲んだり。



そんな風に、次第にコップ 2 杯、3 枚と水分が取れるようになってきて



そして、ようやく何かお腹の足しになるものを食べたくなってきた訳です。




そんな風に、1 週間が過ぎていきました。





次第に、体力が回復し、家事などもできるようになってきても、咳だけはなかなか止まらない。




咳き込み出すと、まるで気管支がけいれんしているように波打ち、咳が止みそうもないのが、本当に苦しく、体力を消耗しています。






ところで、


小さなベランダで植物を育てています。



所狭しと並べた植木鉢のひとつに柚木があります。




今年はたくさんの花が咲き、今までにないくらいゆずが成りました。



そこから、3 つほど収穫し、ゆず茶を作ってみたのです。



ゆず茶というのは、ゆずの蜂蜜漬けのことです。




ゆずはカラダを温めてくれるって言うし、



少しでも、咳がおさまるのではないかって期待しながら。








ゆず茶の作り方



材料

・ゆず  3 個

・蜂蜜 ゆずと同じ重さ

・塩 少々

・煮沸消毒した清潔なびん




作り方

・ゆずは葉っぱと茎を取り除き、水でぬらして、塩で磨く。


・カットして、種を取り除き、ジュースを搾る。


・残った甘皮と皮は千切りにする。


・びんに千切りしたゆずとジュースと蜂蜜を入れる。


・時折、振って、ゆずから水分が出てきてしんなりしたら飲み頃。


・冷蔵保存する。






同じ日に、夫がかりんの蜂蜜漬けを買ってきてくれました。



ゆずがしんなりするまで、ほんの少し酸味のあるかりんの蜂蜜をお茶に入れて楽しみます。







温かく、甘味のあるお茶は滋養があって、咳き込む気管支を温めてくれました。



優しい酸味が美味しい。



ほっと気持ちが和みました。





さて、ゆず茶を作る時に出てきた、ゆずの葉っぱと茎はきれいに洗って乾燥させています。



ゆずの葉っぱもお茶にできることを、何かで読んだことがあります。



今回、収穫した葉っぱは黄色く紅葉していたり、美しくないので、ざるの上で乾燥しているよもぎと一緒に入浴剤にしようと思います。




冬至にゆず湯と言われるほど、ゆず湯は身体が温まることは、皆さんも聞いたことはあると思います。



葉っぱにもその成分は含まれているので、入浴剤としても最適かなと思います。




先日、切り取ったローズ・ゼラニウムの葉っぱも一緒に袋詰めしました。



ゼラニウムには虫除けとか、抗菌作用があるんです。




ゆずとよもぎの入浴剤



材料 5 袋分

・乾いたゆずの葉っぱ

・乾いたよもぎ

・乾いたローズゼラニウムの葉っぱ

・塩 大さじ 5

・米ぬか 大さじ 10



*米ぬかというのは、玄米を精米すると出てくるカスです。我が家は毎日、食べる分だけを精米するので米ぬかがたくさんあります。お風呂に入れると白濁して、お肌が滑らかになる美人湯になります。




作り方

・ハーブは全てハサミで適宜な大きさにカットする。


・不織布のバックに葉っぱと塩大さじ 1 と米ぬか大さじ 2 をバランスよく入れていく。


・不織布バックの口をぐるぐるっとヒモで閉める。


・お風呂の栓にくくりつけて、湯を張ると、美人湯のできあがり。








葉っぱをカットして、袋詰めしたところです。


仕込んでいるゆず茶も一緒に写真を撮ってみました。



ここで、一つ注意点があります。



ゆずの茎も一緒に入れたんだけれど、



育てている方はご存知かと思いますが、実は、ゆずの茎って鋭くて大きなトゲがあるんです。




春先に、よくゆずのトゲに手の甲をやられて、傷だらけになりました。




すっかり忘れてて、トゲごと不織布に入れてしまったんですね。




お風呂を楽しんでいると、湯船の底で膨らんだハーブの詰まった不織布バックを、何気に押したくなるんですが、トゲに思いっきり刺されました!



次回からは、茎を入れるのはよそう。






さて、ゆず茶は、仕込んでから時間が経ち、ゆずの皮もしんなりしてきたところ。



そろそろ、飲み頃かなと思い、いそいそお茶の支度を始めました。








いつもブレンドして、いただいている赤い酸味のあるハーブティーにゆず茶を合わせてみました。




まだ、ゆず茶自体に甘味があまりなかったんだけれど、



翌日も試してみたら、



だいぶ、甘味が増したようで、美味しかったです。




ゆず茶は熟成が必要なんだなと分かりました。




熟成って言っても、毎日、小さじに 2 杯くらい取って、ハーブティーに混ぜていただいているんですけどね。



日々、いろんなハーブティーに混ぜて、異なる味わいのゆず茶を楽しんでいます。




止まない咳を鎮めようと、いろいろ試行錯誤していますが、自分で育てたゆずを美味しい飲み物に仕立てる楽しみが満載です。



とても、簡単なので、喉が痛いわ、なんか寒気がするっている時にでも作ってみてください。




おうちにゆずがなくても、この時期はスーパーに売っていますから、同じように作ることができますよ。




冷えにお悩みの女性は多いと聞いています。



厳しい冬が到来したばかりのこの時期は


ぜひ、ゆずのある暮らしでカラダを温めていきましょうね。



そして、ビタミンCが豊富なゆずを日頃からいただくことで、風邪予防に働きかけてくれますよ。



発熱時にもビタミンCは消耗するということだし、美味しいゆず茶でビタミンCを補給していきましょうね。









ちょっと長かったけど、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。





アロマとハーブで

ありのままでいられる暮らし

起糸でした。

バイバイ。




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