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虫除けハーブ


こんにちは


心とカラダを整える

ハーバルセラピストのたかこです。


今日はタンジーと言われる

虫除けになるハーブについて

詳しくお伝えしていきたいと思います。







子どもの頃から、ガーデニングが好きでした。


素手で土をいじっていると、気持ちがとても落ち着いてきたものです。


長い間、草の合間に佇んでいると、いつの間にか私という生き物も自然のなかの一部になっています。





度々、楽しみのため、ホームセンターに草花の鉢を見に行きます。


以前からキッチンハーブは育てていましたが、ハーブを薬草として具体的に学んでからというもの、お料理だけでなく、美容や健康のために、暮らしの中に取り入れるハーブの種類や量が増えてきました。


先日、とあるホームセンターで見かけない名前のハーブに出くわしました。


その名も「タンジー」です。





タンジーって何だろう?聞いたことがないな。


いぶかしげに鉢を持ち上げ、ネームプレートにある説明書きを眺めました。


そこには「キクに似た香りをもち、虫除けハーブとして知られ大きく育った後に黄色いボタンのような花をつけます」とありました。


ドライフラワーになるかなとイメージして購入し、さっそく山の家の庭のヨモギ畑の横に植え込んでみました。







タンジーの写真は、植え込んでから 1 ヶ月半経った様子です。


ひと回り大きくなって、若芽も萌え、植わったその場所がとても気に入った様子で安心しました。


なぜなら、普段世話ができないからです。




せめて、ここを訪れた時くらいは世話を焼こうと、タンジーを覆っていた雑草を刈ったり、タンジーの横で繁茂するヨモギを収穫したりしました。


日当たりが抜群な場所なので、ヨモギは見たこともないくらい太い茎になって、びっしり産毛に覆われています。


タンジーが、思いのほか、大きく育ったことで、ボタンのような黄色い花が見られるのも間近なことだと思います。


知らなかった虫除けハーブ、タンジーのことを少しだけ調べてみたくなりました。









上の写真は東京都薬用植物園の野外観察した時のものです。


タンジーはキク科ヨモギギク属です。


和名がヨモギギクと分かり、何も知らずヨモギ畑の横に植えたことがとても不思議に思えました。



ヨーロッパでは、蟻よけにキッチンのそばに植え込むそうで、日本でも、菊花線香で蚊よけに使う同じキク科の植物を思い出しました。




初秋に咲かせる黄色く丸い花は香りが強いようで、ポプリにして楽しむそうです。


そして、Tanacetum vulgare という学名を見た瞬間、とても驚きました。


薬用植物から得られる精油として『タナセタム』はよく知っていた名前だったからです。






一般的にアロマテラピーで扱われるタナセタムの学名は Tanacetum annuum です。


タナセタムの精油には薬物相互作用の危険性があるとのことですね。


精油はアトピー性皮膚炎でかゆみ止めに使われています。


カモマイル・ジャーマンと同じように、1 割ほど含まれているカマズレンによって深いブルーの色合いを持つ精油です。


カマズレンには抗炎症作用があるんですね。


それで、かゆみ止めに使われます。


そして、カンファーというケトン類が 2 割弱含まれています。





カマズレンによって青い精油タナセタムは、タンジーブルーとも言われるそうです。


それに対し、本題のタンジーから得られる精油はカマズレンを含まないので青くない。


ブルータンジーと区別して、タンジーはコモン・タンジーと呼ばれます。





ちなみに、カンファーというのは樟脳のことで、クスノキ(樟)の枝や葉を水蒸気蒸留して得られます。


身近なハーブだとローズマリーに含まれています。


カンファーは古来より防虫剤として使われてきました。


また、血行促進作用や冷却作用、筋肉弛緩作用があることから、湿布薬やかゆみ止めに使われています。





青くない精油、タンジー Tanacetum vulgare にはツジョン(ツヨン)が半分ほど、それ以外にもカンファーなどが含まれています。


現在はツジョンフリーと言って、ツジョンを取り除いた精油が市販されています。


そのことから、ツジョンが高濃度に含まれていることが分かります。





ケトン類を多く含む薬草は解毒機能を司る肝臓にダメージを与え、堕胎作用があることから精油の取り扱いには注意が必要です。


精油(学名 Tanacetum vulgare) は妊娠中や授乳中の女性には禁忌です。


その毒性は、神経細胞に特異的に作用し、神経系統に悪影響を及ぼす働きがあるようです。


めいてい、興奮、麻痺、痙れんなどを引き起こします。


さそりや蛇が持つ毒性と同じものです。





タンジーが初めてその名を歴史に刻んだのは、薬用として使われていた古代ギリシャでした。


薬用植物として腸内の駆虫剤として、リウマチ、健胃、食欲増進、発熱、炎症による痛み、麻疹に使われてきました。


タンジーティーは駆虫剤として処方されたようですね。


植物として、伝統的に月経を刺激し、ぜん虫を駆除するために用いられたそうです。




また、香り高いことから、オムレツやプディングの風味づけに少量を用いたそうですが、私的にはお料理やお茶に使うのは少し気が引けますね。



虫よけやポプリとして楽しんでみたいですね。







今日は虫除けハーブとしてタンジーを紹介しました。




実際のところ、


東京都薬用植物園で野外観察を続けていたら


開花時期は長く、初夏から冬の始まりまで黄色いボタンのような花を見ることができました。







お日さまと土と風と水を感じながら

植物とともにある暮らしに癒されて


ありのままでいられる暮らし


起糸でした。


バイバイ。












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