ひとり時間を過ごすアトリエ風景 1 月編
- 起糸

- 1月18日
- 読了時間: 12分
更新日:1月29日
こんにちは
心とカラダを整える
ボタニカルライフ
ナビゲーターの起糸です。
今日は、
アトリエで過ごす
ひとり時間について
気ままに綴っていきたいと思います。
・お粥のこと
・朝ごはんのこと
・自転車で遠乗り
・インドアでの楽しみ方
(2025年 1月 19日)
さらに
1 年後の 追記 があります。
今回、
計画していたことのひとつに
「お粥を作って食べてみる」がありました。
ある日の金曜日に家事を終え
家族のための夕ご飯を支度し
お昼には急いで荷物をまとめ
アトリエに出かけました。
辿り着くと、すでに陽は傾き
すぐにも灯油と食料の買い出しへ
出かけなければなりません。
歳をとってから
暗いなかを歩くことで
どうにも不安感にあおられ
精神衛生のために
陽のあるうちに
行動するようにしています。
茨城は都内に比べて
年間を通して数度も気温が低いので
冬は灯油のストーブが重宝します。
両手に持てる 5 リットルの小さな
灯油タンクをふたつ所有しています。
ひとつだけ持って出かけました。
灯油は、たった 4 リットルだけ買いました。
タンクを持ったまま
向かいにあるスーパーへ寄ります。
食料は見ているうちに
サーモンが食べたくなりました。
帰宅して灯油を詰めたら
待ちに待ったお粥作りです。
お粥なんて病人食じゃないの?
と思われたかもしれませんね。
中医学の学校に通っているときに
薬膳の調理実習でお粥を作りました。
老人がお粥を食して長生きする
という中医学のお話を聞いてからは
お粥=病人食でなくなったんです。
私自身、すでに初老の人間ですし
胃腸機能の弱い人間でもあります。
家族のために料理をするときに
夕飯にお粥は出せないので
お粥作りには
アトリエで過ごすひとり時間こそ
最良・最適な時間なのです。
そのために幾つか自宅から
中薬(生薬)や食材を
持ってきていました。
ふたつばかり
お粥メニューを考えていました。
・きんかんお粥
・参耆(さんぎ)粥
参耆(さんぎ)粥については
後日に譲るとして
今日はきんかんお粥について
お話ししていきましょう。
きんかんお粥は
薬膳の調理指導をしてくれた先生が
調理中に
「この時期はきんかんお粥を作る」
というお話しをひとり言のように
私の横でボソボソっとつぶやいていました。
そのひとり言を聞いていると
私もいつか作って
食べてみたくなりました。
多分、
きんかんを入れただけの
シンプルなお粥だとイメージしました。
大好きなくこの実も入れてみます。
家族に作り置きしてきた夕ご飯のおかずを
少しばかりタッパに入れて持ってきました。
肉詰め椎茸と炒め物です。
ほんの少しあれば、私など事足ります。
きんかんお粥を作っている時は
指導してくれていた先生を思い出し
懐かしくてたまらなかったです。
いつもご飯を炊くお釜で
お粥を炊きました。
お米半合と 10 倍量のお水を入れて
コトコト煮るだけ。
「お米が割れてきたら出来上がり」
という先生の言葉を思い出しながら
お粥を作りました。
卒業して 5 ヶ月になりますが
先生にはまたお会いしたいですね。
きんかんお粥はきんかんの爽やかさと
くこの実のほのかな甘みが感じられ
口当たりが良くて
とても美味しかったです。
夕ご飯にはちょうど良いボリュームで
心とカラダをぽっと温めてくれました。
翌日は、晴れの予報だったので
久しぶりに自転車を出して
近くにあるモール街まで
出かけてみようと計画を立てました。
ちょっと遅めの朝ごはんは
先日の山の家の朝ご飯を
思い出しながら
洋食風にしました。
自分のためだけに
いそいそと朝ごはんの支度です。
スーパーで買ってきた
サーモンを添えて
クリームチーズを
包んでいただきました。
とても良いお天気で
早く自転車に乗りたい。
これを読んでくださってる
皆さんには
自転車に乗るなんて
普通のことかもしれませんね。
でも、
私はここ最近
自転車に乗ることが全くなりました。
若い頃は子どもたちの
送り迎えなどで
真夏だろうと雨が降ろうと
毎日ただひたすら
自転車をこいでいた時代がありましたが
この頃は徒歩か電車で事足りています。
部屋の隅に立ててある自転車は
その昔、カゴに子どもを乗せて
こいだ思い出の自転車。
壊れていたのを修理してもらってから
1 年くらい経ってしまいました。
タイヤに空気を入れて準備万端。
鍵が壊れて鍵穴から
キーが抜けないけど
輪っかの鍵をつければいいっか。
座椅子が高いので怖かったけれども
いざ、こぎだすと
乗り方をしっかり覚えている身体が
全部取り仕切ってくれて
川に沿って楽しく長い距離を
不安なくこいでいけました。
大空のもと、
広い空間を自転車でこいでいると
青空を自由に飛び回る
鳥のような気持ちになります。
スカッと心は解放され
気持ちの良い運動に
心もカラダも解き放たれました。
車を所持していた頃に
しょっちゅう立ち寄ったモール街。
自転車を駐輪場に停めて
いざ、抜けなかったキーを
抜こうとしたら
スパッと簡単に抜けて、拍子抜け〜
幸先いいぞ。
昔馴染みの茶店でお茶を飲みながら
一冊の本を読んだり
いつもの本屋をのぞいたり
ウィンドウショッピングしたり
懐かしくてすごく心満たされました。
歩いているとクジを渡され
引いてみるとトイレットペーパーが当たり。
家に帰って紙をむいてみたら
中身まで渋沢栄一で..
なんだかびっくりです。
同じ道を帰り際、
道に長々と映る自転車をこぐ
自分の影にふふふと微笑む
とても満足した遠乗りでした。
しかし、
やりたいことが終わると
すでに自宅に帰りたくなっている自分がいて
残りの一日を満喫するよう
自分に言い聞かせます。
あとは、
灯油のストーブで暖かなお部屋を作り
ゆっくり入浴したり、読書したり
西洋占星術のアーカイブビデオを観たり
インドアで楽しみました。
自宅は都内の三方を
囲まれた住宅街にあり
猫の額ほどの庭は小暗く
自室も陽は差しません。
1 階にあるリビングは
日中ですらほとんど暗く
冬など地面から立ち上る冷気に
深々と冷え込む部屋。
手元を灯りで照らして
読書したり手芸したりしていると
なんだか近視になってしまいました。
先日、眼鏡を作りました。
高校時代の眼鏡を新調したんです。
そういう環境から
いざ、アトリエにやってくると
本当に何もかも眩しいくらいで
何をしても明るくよく見えます。
1 個しかなかった裸電球から
夫の采配で
電燈をぶら下げたり
裸電球は 2 個にしたり
ミニ電灯もふたつほど
置きました。
夜も、
何もかも白日のもとに
さらされるような感じで
ちょっとばかし夜更かし気味に。
アトリエで過ごすひとり時間は
なくてはならない時間。
自分だけのひとり時間で
身も心もすっかり
リフレッシュできました。
今日は、
アトリエで過ごす
ひとり時間について
気ままに綴りました。
・きんかんお粥のこと
・朝ごはんのこと
・自転車で遠乗り
・インドアでの楽しみ方
次回のひとり時間は
再び自転車で遠乗りし
モール街で映画を観たいです。
今年は少し文化的になろうと思います。
そのひとつに映画鑑賞を挙げたい。
平日は忙しく
なかなか映画館まで
辿り着けないから..
せめてここに来た時くらい
そんな時間を過ごしてみたいです。
それから 1 年経った後の追記です。
(2026年 1月 18日記)
上記にある映画鑑賞のことですが
暗がりが怖くて
どうしても映画館に入れない自分がいます。
明るい日中になぜ
暗がりに入らなければならないのか?
だったら、夕方から映画鑑賞すれば?
・・闇夜の中、帰宅するのが怖いから無理。
そんな訳で、
映画館での映画鑑賞は
いまだにできずじまいです。。
映画は、自宅のテレビで Amazonビデオや
Netflixで時々見ています。
文化的なこととして
映画館での映画鑑賞の代わりに
水戸方面であったり
都内であったりですが
この一年間は
美術館にはよく立ち寄りました。
また
子どもたちの影響で
ショパンコンクールを
テレビの画面越しですが眺め
考えてもいなかった
推しに出会ってしまったため
やたらクラシックの
ピアノソロばかりを
さまざまなデバイスから
流して聴いています。
プロフェッショナルな
インタビュー内容から
音楽家の伝記を読まないと
推しの話しについていけず
また
ショパンだけでなく
いろんな音楽家が残した
ピアノコンチェルトやソナタなどを
子どもたちが溜め込んでいる
CDを掻き分け見つけては
自室で流したり
CDを所持していなければ
アップルミュージックから
スピーカーに流させ
キッチンでの立ち仕事中に
たくさん音楽に浸れて
幸せ三昧な日々です。
さて、
今回のひとり時間は
こんな風に過ごしました。
・ひとりご飯のこと
・散歩のこと
・読書のこと
まず、ひとりご飯のことです。
ちまたでも良く聞く話しですが
ひとりご飯って作るのが難しいです。
日々、家族の帰宅する頃合いを見ながら
家族の体調や季節を加味し
ハーブを使ったり、薬膳にしたり
あるいは、冷蔵庫にあるもので
その日の夕ご飯だけでなく
子どもたちの明日のおにぎりや
自分の昼食の分を作っています。
結構量はたくさん作る。
どうやっても 2 時間半以上は調理しています。
歳をとると
立ちっぱなしの作業に
やたら疲れてしまっています。
それを繰り返していると
いつの間にか疲労こんばいして
食欲不振になり
夕ご飯が食べられなくなる日もあります。
スタミナ不足のために
さらに疲労感が増すという悪循環に。
次第に階段の上り下りに
脚のだるさを覚え
舌に歯形の跡が深くつきます。
気虚という症状なのですが
気、すなわちエネルギーが
虚、すなわち不足しているという現れです。
体内のエネルギーは
気血を全身に巡らせているのですが
そのエネルギー(気)が
極端に減ると巡りが悪くなり
脚のだるさをもたらします。
危機を感じるといつも
なつめを 3つ食したり
(なつめは気を補う食材なのです。
葉酸も含まれていて
妊婦におすすめであるように
血も増やしてくれます)
短い距離ですが
ランニングしたりしています。
運動によって無理やり
体内に巡りを生み出す訳です。
そんな具合に
効率良くやろうと事前にちょちょっと
手際良く準備したりもするのですが
要領が悪くて時間ばかりかかります。
アトリエにやってきて
そんな日常からいざ一人分だけ作れ
となるとなんだか難しいのです。
今回はサーモンと柑橘のサラダ
長ネギと鶏の蒸し煮を
中心に作ってみました。
スーパーでお惣菜も 2 品買ってみて
添えてみました。
結構お腹いっぱいです。
食べる量が少ない上に
疲れて食べられなくなる日もあるから
食べられる時にたくさんいただこうと
時間をかけてゆっくり食事を楽しみました。
余談ですが
茨城は農家が多く
食費が安く上がります。
家庭の事情があり
都内から茨城へ引っ越して
しばらく住んでいたことがあります。
農家直営で開いている八百屋もあり
物価が低くて家計的に助かりました。
さて、
土浦にやってくる一番の楽しみは
実は「散歩」です。
川沿いをずーっと歩いていくと
霞ヶ浦が望めます。
湖面には白い帆をはためかせ
ヨットの練習をしていたり
魚釣りのボートがビューッと
目の前を通って行ったり
水鳥が群れておのおの自由に動き回ったり。
その河川敷は多くの植物に覆われ
季節ごとにさまざまな花を咲かせ
緑の波がゆらめいて
ただ歩くだけで大地から風から
太陽から絶大なパワーをもらえます。
自分も自然界の一部であることが
足の裏から肌から直に伝わってきます。
その体験は都内にある自宅に帰っても
なお数日は余韻に浸れ
あぁ、また散歩に行きたいと
思わせる力があります。
まだまだ真冬なので
花など期待していなかったのですが
明るい陽射しを受けた土手一面に
水仙の花が戯れるように咲いていました。
驚いて近づくと
良い香りが鼻をつきます。
その可愛らしい横顔や風に揺れる様を
たくさん写真に収めました。
散歩から帰宅すると
今回のやることリストは
たったひとつ「馬琴の本を読み終わる」です。
子供の頃から歴史とか地理とか
すごく苦手で勉強したことがありません。
何が苦手なのか
この頃やっと理解できました。
まず、
歴史には人物が多数出てきます。
その名前や年代を「暗記」することができない。
この頃は推理小説すら読めないことが
次第に分かってきました。
人の名前が覚えられないからです。
歴史上の人物の名前は特に読み方が難しい。
馬琴は「里見八犬伝」を著した人ですが
たまたまそれを評価した人の本を
手に取ってしまったばかりに
やたらそこら辺の歴史を重ね合わせて
全く関係のない小説家の話が紛れていたり
漢字の読み方も最初こそは
ふりがなが振ってあったけれど
全部が全部振ってある訳でない。
いつも 600ページとか分厚い書籍を読むので
その本などはあっという間に
読み終わるかなと思ったのが間違いでした。
私にはなんだか小難しいその本は
なかなか読み通せず
読了に時間ばかりかかっていました。
それをなんとか読み終わらせる
それがアトリエにやってきた目標でした。
もうね、漢字が読めなくてもいい
小学生みたくイメージで読んでいって
行き帰りの電車の中も使って
なんとか読み終わらせました。
読むなら、
里見八犬伝そのものを読まないとね。
誰それの評論など読むのも
私には疲れるだけでした。
中身は評論だけではなく
著者の好き・嫌いという主観ばかりで
それを抜いたら
中身は本当に薄い一冊なのです。
文学や歴史に通じた
ある程度の基礎のある人になら
楽しめる一冊なのでしょう。
それでも
「読了」したという達成感はありです。
今回のひとり時間は
こんな風に過ごしました。
・ひとりご飯のこと
・散歩のこと
・読書のこと
(2026年 1月 18日記)
ひとり時間が
私にもたらしてくれるものは
豊かな「空白の時間」です。
さらに自然豊かな場所であるだけに
そこには自然界からの絶大なパワー付き。
心身だけでなく魂さえも
充電させてくれるひとり時間です。
あくせく暮らす日常から離れて
自分を取り戻すことのできた
数日間でした。
その自由を満喫することを
私に許してくれている家族に感謝しつつ
また、たくさんの美味しいものを
キッチンで生み出し
屋内をさっぱりと清潔な空間に整え
母としての勤めを果たそうと思いました。
お日さまと土と風と水を感じながら
植物とともにある暮らしに癒されて
ありのままでいられる暮らし
起糸でした。
バイバイ。













