こんにちは
心とカラダを整える
ハーバルセラピストのたかこです。
東京薬科大学薬用植物園の春を描いた
シリーズ 5 回目です。
今日は、園内にある小山を降りた所で
出会える不思議な植物を紹介します。
前回、訪れた時は
硬いつぼみの状態であった姿が
あまりにも異形で
しばらく立ち止まっていたのですが...
実は、その植物の名前が
はっきり分からずじまいでした。
つぼみの姿をそのまま検索にかけると
下の写真のフジモドキが出てきたし、
確かにフジモドキのネームプレートが
その植物の横に立っていたので
写真に収めてはあったものの
どうも、様子が異なり
釈然としなかったんですね。
それが、
ミツマタという名前を持つことが
今回はっきりと分かって
ホッとしたところです。
3 月ともなると、ミツマタは
硬いつぼみが花開いていました。
ミツマタの幹の根元に
しっかりネームプレートを
確認できました。
そこには、
有毒植物とありましたよ。
東京都薬用植物園の
ホームページから以下に引用します。
ミツマタはジンチョウゲ科の植物です。
茎の皮の繊維は強度があり
繊維原料、和紙原料、紙幣原料などとして
利用するために栽培されているそうです。
ジンチョウゲ科と言うだけあって
花の形が早春の宵口に強い芳香を漂わせる
ジンチョウゲに似ていますね。
卵のような色味の花々が群れた
ミツマタの様子はとても美しく
陽の光に映えていました。
ところで、
自然あふれる園内には
池や小川が流れています。
チョロチョロと
小川の流れる物音に耳を傾けていると
心も静かになっていきます。
植物園の奥地にある
水生植物のコーナーでは
キブシの花が藤のように
垂れ下がっていました。
園内にあるネームプレートから
以下に引用します。
キブシはキブシ科の植物。
生薬として利尿に用いる。
その成分はアントシアン系のシヤニジン色素。
お歯黒に使うヌルデの五倍子の代用となる。
五倍子(ごばいし)とは
ヌルデの葉に一種のアブラムシが
寄生したためにできる、こぶ状の部分。
この組織中に含まれている
タンニンが染色・インク製造等に利用される。
( Oxford Languages から)
キブシの成分である色素は
染物に使われている
ということでしょうか。。
キブシの花柄がいくつも下に落ちていました。
そこには、池から引かれた水溜めがあり
その水面に春の陽が輝いていました。
そして、
水溜めの向こう側に
黄色い花畠が広がっていました。
この黄色いお花は
山の斜面のあちこちでも見られましたが
名前がはっきり分からず
写真で検索してみたところ
ヒメリュウキンカと出てきました。
ヒメリュウキンカとは、
キンポウゲ科の植物で
学名を Ficaria verna と言います。
有毒植物ですが
古来よりハーブとして
治療に使われてきた歴史があるようですね。
広範囲に群生した様は
動画としてご覧いただけます。
水面に輝く春の陽を水溜めや
どこまでも続く黄色い花畑を
動画にしてみました。
良かったら、ご覧ください。
広大な敷地を誇る
東京薬科大学薬用植物園は
さまざまな植物が見られます。
今日紹介した植物は
暮らしに実用的な植物など紹介しました。
・ミツマタ
・キブシ
・ヒメリュウキンカと思われる花
お日さまと土と風と水を感じながら
植物と共にある暮らしに
すっかり癒されました。
お日さまと土と風と水を感じながら
植物とともにある暮らしに癒されて
ありのままでいられる暮らし
起糸でした。
バイバイ。