自分を取り戻すひとり時間 8 月編
- 起糸

- 8月26日
- 読了時間: 9分
更新日:10月29日
こんにちは
心とカラダを整える
ボタニカルライフ
ナビゲーターの起糸です。
今日は、
アトリエで過ごした
自分を取り戻す
ひとり時間について
気ままに綴っていきたいと思います。
・匂いのこと
・アロマの調合のこと
・何が健康の源なのかについて
月に一度は
自分を取り戻すひとり時間を
持つようにしています。
毎日、
主婦としての務めを果たすよう
注力を注いでいます。
最も大切にしていることは
暮らしの拠点を衛生的に保つこと
そして、
そこで家族がゆったりと
息抜きできるよう
暮らしの中の様々なシーンを
ナチュラル仕様に
整えていくことです。
外では計り知れないほど
神経を使い果たして帰宅する家族たち。
彼らがいかに家の中で
リラックスできるかを考え
部屋のあちこちを
しつらえていくことが
何よりも好きなことであり
実際のところ、
それは私の得意分野でもあるのです。
自分自身を置き去りにしてでも
しっかり務めに励んでいると
真面目にやりすぎているのか
しまいには息が詰まってきます。
楽しく務めを続けるために
もしくは
大切にしている家族との
楽しい関係を維持していくために
月に一度は
自分を取り戻すひとり時間を
持つようにしています。
私の場合は、
アトリエに単身やってきて
数日寝泊まりすることです。
整理整頓や掃除、料理など
普段やっていることと
まるっきり変わらないことを
自分のためだけにするだけで
鬱々とした気持ちが解放されるよう。
実際のところ、
1 泊目で家に
帰りたくなるのですが
数日かけて
自分自身を取り戻すまで
自分に向き合うようにしています。
気温や湿度の高い夏場は
アトリエの家具や畳が
カビやすいので
あらゆる所に仕掛けている
除湿剤だけではこころもとない。
数日中、
空調機で除湿機能を動かし
部屋中の除湿を心がけています。
また、
月に数回だけの水やりだけで
それなりに元気に育っている
植物の世話をしたり
最近では、
茨城県について
もっと深く知ろうと
考えるようになり
水戸方面など
小さなトリップを楽しむために
アトリエを訪れています。
暮らしを衛生的に保つのに
掃除、洗濯など
やれることはいろいろあります。
その中で最もこだわっていること
それは、
匂いの元凶を断つことです。
人が人として
あらゆる人の中で活動していくのに
匂いほどその人の印象を
左右するものはないと考えています。
人の発散する匂いと同じように
暮らしの拠点にも
様々な生活臭があります。
調理ひとつで
部屋の雰囲気が変わる匂いもあれば
人間が発散する匂いもあり
家自体にじっとり
染みついた匂いというのもあります。
外気から入り込んでくる匂いもあります。
匂いが気になることが多く
そんな時のお助けマンは精油です。
どうしようもない匂いを
精油でマスキングするのです。
使っている精油は
薬用植物から抽出した香りで
俗に言うアロマです。
我が家では
香りが変質しないよう
精油は冷蔵庫で保管しています。
使い慣れている精油は
どんどん消費するので
いつも新しい精油を使っている感じ。
アロマセラピーを学んでいる時は
あらゆる精油を購入し
事あるごとに使っていましたが
この頃は
使わない精油と
よく使う精油に分類され
普段使いの精油が
目に見えるように
限定されてきました。
使わない精油は
ずっと保管されっぱなし。
封を開けると
どんどん酸化され
風合いが変化してしまうので
できるならば
何かしらの用途を思いつき
使っていきたいものです。
実際に
精油をどんな形で
使っているのかというと
例えば、
自分で精油をブレンドして作る香水の類で
思考が明確になりやすい朝のかをり
大事な植物のための虫よけスプレー
トイレのニオイ消しに
みたらいさんちのかをり
消臭抜群なみどりのスプレー
そして
アロマストーンやキャンドルを
賦香するための精油があります。
自宅だけでなく
アトリエの冷蔵庫にも
精油は幾種類もあります。
精油は単品で使うこともありますが、
大抵はいくつか
ブレンドして使っています。
アトリエでは、
普段の暮らしから離れて
自由な気持ちで
ブレンドすることが多いです。
そこで
普段使わない精油を
なるべく使ってみようと
香りのブレンドを楽しんでいる次第です。
単に香りを楽しむこともありますが
特に、
夏場は匂いが立ちやすく
古い建物ゆえ
隙間風が吹くアトリエには
臭い外気が入ってくることがままあり
古さゆえに排水溝が
におい立つ時など
やみくもに目くじらを
立てることもあります。
状況に応じて
精油を速攻でブレンドし
いわゆる香水を作るのです。
美しく繊細な香水びんを
何本も持っています。
手頃な大きさの香水びんの中で
香水を作っていきます。
まず初めに
ラストノートとか
ベースノートと言われる
重たい香りからアルコールに滴下します。
次に
ミドルノートの類に入る精油。
最後に
トップノートと言われる
軽やかで爽やかな香りを
少し多めに入れます。
時折
試香紙で香りの状態を確かめます。
大体、納得のいく香りに
まとまったら出来上がりです。
香水びんの小さなお口に
一般的なリードを
半分に切って立てると
室内がほどよく香り出します。
リードを立てることで
香水がディフューザーに変身です。
リードの先から
良い香りが漂ってくると
なんだかほっとするから不思議です。
香りは生活の質を高めてくれるもの。
気持ちにも作用します。
自分を取り戻す
ひとり時間だからこそ
心地よく過ごしたいものです。
自由な発想でブレンドする
空間作りに精を出したら
この頃は
水戸方面にお出かけしていました。
都内とは異なり
公園にしろ美術館にしろ
なにしろ土地面積がやたらと広大。
車社会の茨城県に
どこまで電車と徒歩で行けるか
大人の遠足をしながら
体力の続く限り
てくてく歩いてみたいです。
また、
滞在中一度くらいは
自転車にも乗るのですが
てくてく大人の遠足や自転車乗りなど
外へ目を向ける活動は
この 8 月の猛暑に打ち勝てず
叶いませんでした。
子どもの頃から
日射病になる体質で
真夏の太陽の光を浴びるだけで
頭が痛くなってくるのです。
光が目に入るのも苦手。
自宅では雨戸を閉め
光と熱を遮っています。
なので、
今回はインドアで
静かに過ごしました。
地震が多い茨城県。
地面が揺れるたびに
倒れて頭のリボンがもげたり
頭までもげたり..
とてもひどく壊れかかった
古びたこけしが何本もあります。
父の形見なので大事にしています。
もげた頭をどうにか
元通りに載せてはいますが
倒れるとどうしても頭がもげる。
その修復を前々からしたかったのです。
小学生の頃に買ってもらった
彫刻刀のセットがあります。
その箱を箪笥の引き出しから出し
頭の軸を入れていた穴を深く掘り
木工ボンドでくっつけました。
こけしの女の子の結った髪に
ついたリボンも同じように修復できました。
あとは
布で乾拭きすると黒光りする
古めいたこけしたち。
きれいに蘇ったかのようで
私も嬉しくなりました。
そのあとは
長年頑張って成長を続ける
植物の世話です。
大きく手の平を広げた葉っぱを
きれいに拭いてあげました。
土の表面を小さく掘って
朝のコーヒーのかすを
スプーンで押し込み
水やりしました。
たったこれだけで
本当に長年生き続けているのです。
茨城県は東京より常に
数度気温が低いのですが
この猛暑続きの暑さは
そのルールがまかり通らず
35 度とか平気で気温が高かったようで
植物園の温室で
栽培されている植物であっても
さすがにうなだれているかもしれないと
今回はとても心配して
アトリエにやってきました。
ところが、
室内はどこも 31 度をキープしていた様子で
熱々の外から入ると
どこかひんやり感がありました。
そして、
植物はというと、
新しい葉っぱが 2 枚ほど
立ち上がっていたようで
全然平気な様子にほっとしました。
部屋のドアは全て閉め切って
帰宅するのですが
その閉め切った環境が
良かったようです。
全ての部屋のドアを
開け放っていると
玄関の隙間から入ってくる
熱風によって
室内はどんどん
気温が上昇していきました。
前述したように
アトリエにやってくると
必ず除湿機能を働かせて
空調をつけっぱなしにしているのですが
この猛暑に室温がなかなか下がらない。
いくら空調機を回しても
室内は 30 度越えのまま。
ひとり時間を支える
ひとりご飯もなんだか冴えず
どうやら夏風邪を引いたよう。
耳鳴りがひどく
頭がぐらぐらするため
ソファに横になりながら
YouTube でクラシックを聞いていました。
いつもは日曜の午後に帰宅するのですが
今回は
前もって天気予報をチェックし
外を出歩くにはまだ我慢のできる
早朝に帰宅することに決めました。
朝の気温が 30 度を少し回る頃合いに
なんとか無事に家まで辿りつけました。
早朝の電車内はスカスカで
車内の空気も間延びして
どこか緩やか..
なんだか乗り心地よく
ゆったり気分で帰れました。
家に帰るなり
風邪をひきかけていると
家族に話したら
それは熱中症だからと
1.5 L のポカリスエットを
どかっと目の前に置いて
それを飲めと指示されました。
ほとんどのポカリを
ようやく飲み干し
目の前に広げられた
マルチビタミン剤など
いろんなサプリメントを飲み込み
早め就寝したら
翌日は、なんとか復帰できました。
そんな感じで
8 月のひとり時間は
猛暑の影響に振り回され
いつもとは異なる
時間を過ごしましたが
古びたこけしたちの手入れや
植物の大きく広がった葉っぱ拭きなど
これまでやろうやろうと思っていた
小さなことがとりあえず出来て
それはそれで良かったと
とても満足しているところです。
今回思い知ったのは
食事の質です。
アトリエのひとりご飯は
普段はお腹が膨れるほど
たくさん食べているので
たまにはダイエッだと
いつも簡略的な調理で
少々いただくばかりです。
でも、
今回は暑さのために
かなり体力を消耗していたにも関わらず
同じような少量の食事だけで
欠乏感を抱えていた数日でした。
体調を崩したのも
それが原因かもしれませんね。
やはり
暑い日々が続く今は
しっかり食事を摂ることが大事でした。
自宅のキッチンで
家族のために大量に調理し
そのほんの端っこをつまむだけで
お腹がいっぱいになる
何種類ものおかずが
食卓を彩る毎回の夕ご飯。
それが、
私の健康を支えているのだと
思い知った今回のひとり時間でした。
今日は、
自分を取り戻すための
ひとり時間について
気ままに綴ったのは
・匂いのこと
・アロマの調合のこと
・何が健康の源なのかについてでした。
家族と囲む夕ご飯。
テレビを見ながら
あれこれ言いたい放題の家族と共に
美味しい夕ご飯をいただきながら
みんながいること
みんなの中にいることの幸せを
噛み締めました..
これからも
匂いを含めて
居住空間の衛生に気を配り
美味しいご飯を作りながら
家族の幸せと健康に
寄与していきたいと思います。
お日さまと土と風と水を感じながら
植物のある暮らしに癒されて
起糸でした。
バイバイ。
















