こんにちは
心とカラダを整える
ハーバルセラピストのたかこです。
お客さまのご依頼で
箱庭ハーブガーデンを造っています。
今日は、
お手元に箱庭が届いたその先のお話しです。
栽培・収穫したハーブを
普段の暮らしに取り入れるには
大切なハーブに
健やかな成長を促していくために
時々、工夫しています。
ハーブの手入れの中でも
肥料の与え方について
今日は、私なりの方法を
ここに綴っていきたいと思います。
私が普段実践している方法は
農学博士の木村正典先生から
直接教わった知識を取り入れています。
まず、
初夏の陽気で
うっそうとしてきたハーブを
剪定していきたいと思います。
上の写真で示した
箱庭の中で勢いを増す
4 種のハーブを剪定しました。
・カモミール
・ペパーミント
・レモンバーム
・タイム
剪定すると、
まるで雑草のようなハーブたちです。
きれいに洗って
ザルに上げました。
上の左から
・カモミール
・ペパーミント
下の左から
・レモンバーム
・タイム
剪定が終わると
うっそうとしていた箱庭が
だいぶ落ち着きを取り戻しました。
これから
土の中に養分となるものを
足していきたいと思います。
私はカフェオレが大好きで
毎朝、コーヒーを淹れるのですが
そのコーヒーかすや
コーヒーポットの底に沈んだ
コーヒーのおり
養分がいっぱい含んだそれらを
捨ててしまうのは毎度忍びず
いつもいろんな植木鉢に入れ込んでいます。
また、
我が家は毎晩いただくだけの分を
精米しているのですが
その時に出てくる米ぬかも
暮らしのいろいろな場面で使っています。
冬はハーブの入浴剤を作る時
夏は土の中に入れ込んで
捨てずに活用しています。
コーヒーかすは土の中の窒素分を増やし
米ぬかは土の中のリンを増やしてくれる
立派な肥料になります。
また、
剪定した木々や葉っぱ
樹木を焼いた薪ストーブの灰も肥料になります。
お茶を飲んだ後に出る茶がらも良いと思います。
公園に植えられている木々が
肥料を与えられずとも大木になるのは
土に還る落葉した自分の体内の栄養分を
根から吸収しているからなんです。
箱庭の土を掘ってみると
すでにハーブの細かな根が
はびこっていました。
そこへ、米かすやコーヒーかす
痛んだ葉っぱ、枯れた枝も入れます。
上から土をかぶせてあげると
土中の微生物たちがそれらを食べて
細かく分解してくれます。
そして、いずれハーブたちが
養分として根から吸い上げるようになります。
コーヒーを淹れたポットの底に残ったおりは
水を足せば、養分の多い水として
ハーブの水やりに使えます。
一連の手入れが終って
すっきりとした箱庭ハーブガーデン。
これから夏を迎えて
さらにパワーアップすることでしょう。
ハーブは乾き気味に育てると良いみたいです。
特に、タイムやラベンダーは乾燥を好みます。
水やりは土の表面が乾いたら与えましょう。
今日は、私なりの箱庭の管理について
肥料の与え方をお伝えしました。
さらに、年に 1 回くらい
夫は虫除けにニームを与えたりしています。
ニーム:インドセンダン Azadirachta indica
ニームは虫除けに使われるハーブです。
さらに、3 ヶ月に一度、ほんの少しだけ、牛肥を施してくれているとか。
収穫した後のハーブの利用法については
また今度、お伝えしていきたいです。
お日さまと土と風と水を感じながら
植物とともにある暮らしに癒されて
ありのままでいられる暮らし
起糸でした。
バイバイ。