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ゆずのある暮らし

こんにちは


心とカラダを整えるハーブ療法士のたかこです。



11 月に入り、朝晩の冷え込みが日増しに強くなってきましたね。




所狭しと植木鉢を並べ、春には秘密の花園と化す我が家の小さなベランダでは、ゆずが黄色く色づいてきました。



今年の春、驚くほどの花をつけたゆずの木。






昨年は、たったの 3 個だけしか実らなかっただけに、季節の恵みというのは、人智をはるかに超えているものだと、驚いたものです。







花が終わり、少しずつゆずの赤ちゃんが大きく太ってきたのも束の間、ゆずの木も、どれだけの子供が育つのか分かっているかのように、残念ながら、大半が落ちてしまいました。



でも、残されたゆずの赤ちゃんは夏を越す頃には、緑色の丸々とした果実となり、吹く風に枝の先っぽでゆらゆらと揺れていました。



数えてみると、15 個はあります。



それが、冬に入り、黄色く色づいてきた訳です。








いつも、収穫したゆずはジャムに仕立てます。


おととし収穫した 7 個のゆずは、冷蔵庫にあったゆずと、無農薬レモンを加え、クローブと洋酒を隠し味にしたジャムになったのでした。







オリジナルのジャムって、市販のジャムに比べて、なぜ香り高いのでしょうね。



季節の恵みがぎゅっと詰まったジャムを、これから収穫するゆずを使って仕立てていく予定です。






さて、先日、ゆずのシャンプーを作りました。



シャンプーそのものを作った訳ではありません。



無香料の石けんシャンプー基材が市販されているんです。そこにゆずの精油を添加し、混ぜ合わせました。



先日までは、石けんではなく、一般的な無香料シャンプー基材を使っていました。



その在庫が底をつき、近所で手に入る石けんシャンプー基材にしてみたんです。



石けんシャンプーって、洗浄力が高いのか、洗髪後、時間が経過しても頭皮のニオイが気になりません。



季節柄もあるのかもしれませんが、一般的なシャンプーより頭皮のニオイが気にならなくなりました。





もしかすると、それはゆずによるものかもしれませんね。



先日、SNS で投稿したものですが、柑橘類の精油成分は油脂を溶かします。



我が家では、キッチンまわりの油脂落としにオレンジ配合石けん洗剤を使っています。



毎日、夕ご飯の片付けの後、オレンジ洗剤でシンクの側面を洗い上げ、排水溝の中も洗い、お湯で流して、ピカピカにさせます。




エフシージー総合研究所の生活科学研究室から「柑橘類の皮で汚れ落とし」という記事が出ていました。








ゆずの香りのするシャンプー



柚子の精油で、皮脂の汚れが落ちるかな?と考え、無香料石けんシャンプー基材に柚子の精油を加え、シャンプーに仕立ててみた次第です。




洗髪し始めると、ほのかなゆずの香りに気持ちがほぐれ、毎日、大好きなバスタイムを満喫できる幸せを感じています。





ところで、精油を添加する自前のシャンプー作りですが、一つ注意点があります。



それは精油の濃度です。柑橘類は油脂を溶かします。人の皮膚も油脂で成り立ち、それを溶かす訳ですが、濃度に注意しないと刺激を与えかねません。



私はいつも 1 % 以下の濃度で仕立てていきます。



1 % 濃度にするには、100 ml に 1 ml の精油を添加する比率です。ですので、その半分くらいで仕立ててみました。つまり、0.5 % 濃度ですね。それでも十分香るのでご安心くださいね。






朝晩の寒さが募る頃、冬至にはゆず湯ですね。



ゆずと言うと、どうしても食用として考えがちな私は、もったいなくて、お風呂に浮かべることがなかなかできないんです。




でも、ゆずの香りは本当にリラックスしますよね。時折、ゆずの精油で入浴剤を作ったりしますが、やっぱり、本物のゆずがお風呂に浮かんでいるのとは違います。




歯ぎしりしながら、毎年、いろいろ考え、 1 個くらいお風呂に浮かべてもバチは当たらないかな、と冬至に 1 個のゆずが我が家のお風呂に浮かびます。





さて、ゆず湯は体が本当に温まる?という記事に、高知大学名誉教授の沢村正義先生がゆずの成分について次のように解説しています。





「ゆず湯は果皮に含まれる成分、リモネンが湯に溶けて皮膚から浸透し、毛細血管を刺激して血行を促進。また揮発したリモネンが鼻から入って自律神経系に作用し、リラックスを促すと考えられています」




リモネンというのは、オレンジやレモンなど柑橘類の果皮に精油成分として作られるもので、香りの大半を占めている成分です。




ここで、柑橘類が持つ意外な横顔を紹介しましょう。


写真のように、柑橘類に多く含まれているリモネンは発泡スチロールを溶かすんです。






ハーブの学びで、みんなで納豆の箱を持ち寄り、実験した思い出の 1 ページです。



アロマの名前が書かれています。意外な精油の名前もありますが、ここでは柑橘類の精油に着目しています。



リモネンが発泡スチロールを溶かす働きがあることが、一目瞭然となりました。




その性質を利用して、和歌山大学 システム工学部で、発泡スチロールでオリジナルスタンプを作る記事が紹介されていました。面白いですね。





スタンプにする文字や絵柄以外の部分をリモネンの性質を利用して溶かし、スタンプを作っていくようです。




また、頑張って膨らませた風船の近くでオレンジの皮をむいたりすると、急に風船が「バン!」と破裂するそうです。。風船がリモネンによって溶けちゃうからだとか。









今回はゆずにまつわる暮らしを紹介しました。





アロマとハーブで

ありのままでいられる暮らし

起糸でした。


バイバイ。


















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