こんにちは
心とカラダを整える
ハーバルセラピストのたかこです。
今年は暖かな晩秋を迎えていますが、師走も間近に迫ってくると、さすがに朝晩の冷え込みは強くなってきましたね。
皆さんは、身体を温めるために日頃どんな工夫をされていますか?
スポーツして汗をかく。
サウナ風呂に入る。
猫みたくこたつで丸くなる。
床暖で足元を冷やさないようにする。
着膨れする。
厚手の靴下を履く。
などなど...
いろんな工夫がありますが、お風呂で温まるのが最も効果的な方法のひとつかなと思います。
夏場の暑い時期は、ともかく、身体を清潔にしたくてお風呂を使いましたが、これからの季節は、湯船にゆっくり浸かって身体を温めたい。
実は、風呂釜は浴室にあるものばかりではないんです。サイズは、いろいろあるんです。
例えば、ミニバス。小さなお風呂という意味ですが、洗面器などで手浴を行い、手指を温めることもできるんです。
子どもたちがピアノをしょっちゅう弾いていた時期は、冬場など、手指を温めることで、なめらかな運指になり、ストーブの上で手を温めながら弾いていました。
そんな時、テーブルの上に小さなお風呂を用意しておけば、きっとピアノの練習にも集中して取り組めます。
ハーブを使った小さなお風呂が、手指を温め血行を良くし、香りといい、お肌にもいい、と 3 拍子揃って、寒い日中におすすめなんです。
ハーブの青い花を浮かべた小さなお風呂を紹介します。
<素材>
ラベンダー 小さじ 1
ブルーマロウ 小さじ 1
塩 大さじ 1
<作り方>
・2 種のハーブの花を用意する
・沸騰前の熱い湯を洗面器に注ぎ素材を加える
・香りを楽しむ
・人肌程度に温度が下がったら、手指を温める
清々しい青い水色とラベンダーの香りに癒されますよ。
また、ブルーマロウからにじみ出てくるぬめりは、美肌づくりに貢献してくれます。
青いハーブのお花ばかりでなく、他にもいろんなハーブをブレンドして楽しめます。
熱い湯にいろんなハーブを落として、小さなお風呂が出来上がっていく様を動画にしてみました。
動画では、香り豊かな湯気がかすかに見えるんです。
音楽: Choir ミュージシャン: EnjoyMusic サイト: https://enjoymusic.ai
さて、これからの冬場は窓を閉め切って、暖房を使うため、お部屋の空気がこもりがち。
ハーブを湯に浮かべて、蒸気に香りを立ち上らせれば、良い香りに気分も上がります。
冬場のストーブの上で、水を張ったたらいにハーブを落とし、芳香浴してみても良いですね。
芳香浴に、庭先で緑を保つローズ・ゼラニウムが結構おすすめです。
ローズ・セラニウムは、お花屋さんで、蚊除けハーブとして、よく販売されています。
一鉢購入し、おうちの環境に慣れたら、挿し木でたくさん増やすことができるんです。
我が家の猫の額ほどの庭の一角で生い茂っています。
ちょっと触っただけで、バラ様の素晴らしい香りを放ち、日光の当たる場所であれば、ピンク色の可愛らしいお花もつけてくれるので、育てやすいハーブとしておすすめです。
そのローズ・ゼラニウムの葉っぱを何枚か、刈り取って、ストーブの上で湯立てて、芳香浴すると良い香りに満たされます。
ローズ・ゼラニウムの香りは、穏やかな優しい気持ちにしてくれるんです。
ところで、足浴ってよく耳にしませんか?
温泉の湧きでる田舎の駅の近くなど、足浴コーナーがテレビで紹介されているのを見かけますね。
街の温泉を引いた足浴で、旅人を労おうとする、人々の温かな心遣いを感じますね。
その足浴、実は、おうちでも簡単にできるんです。
そう、ハーブの小さなお風呂です。
好きなハーブを散らして、いそいそと足浴の準備をするのはとても楽しいもの。
手浴の内容と同じですが、最も大切なことは、塩を入れることです。塩は保温効果を高めてくれるので、寒い時期は外せませんね。
そして、用意するお湯は熱い!と思える温度で支度することです。
小さなお風呂はすぐに冷めてしまいますし、寒い時期はなおさらですね。
足を入れてぬるい時ほど、ガッカリするものはありません。
かなり熱めに支度して、たらいに入れてから冷ます方と良いです。
長く足浴したい時は、魔法瓶に入れた熱湯をそばに置いておき、冷めてきたら熱湯を注いで、温度調節すると良いでしょう。
音楽: Words ミュージシャン: music by audionautix.com ライセンス: https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/legalcode
手浴や足浴の様子を、動画にまとめてみました。
ハーブのお風呂を作るときは、座る場所のすぐ近くに魔法瓶やタオル、爪切りなどネイルケアのツールを置いて、座椅子に座って、ゆったりのんびり過ごしたいですね。
足浴を終え、しばらくしてからやってくるじんわりとした温かさが、足裏から始まり脚、腰、身体中へと巡っていきます。
忙しい毎日を過ごしているあなたにこそ、束の間の休日を楽しんでいただきたいです。
ところで、大きなお風呂、浴室では、週末など、時間のある時に、ハーブの入浴剤で薬湯にしてみると、いつもと違った雰囲気を味わえます。
庭先で摘んだ大きなびわの葉っぱとよもぎで入浴剤を作ってみました。
庭先からカットしたら、きれいに洗って、棚の上でしばらく乾かします。
カリッとしてきたら、出来上がり。
ハサミを使って細かくカットします。
大きな袋にまんべんなく 2 種類のハーブが同じくらいに行き渡るように詰めて、それぞれの袋には、大さじ 1 杯のお塩を入れます。
風呂釜の栓にくくりつければ、出来上がり。
なんとなく緑いろになる湯は清々しい香りがします。
びわとよもぎの葉っぱのお風呂は、かすかなぬめりがあって、お肌の当たりがまろやかです。
このように、びわの葉っぱには、保湿作用があり、お肌をしっとりと整えてくれる働きがあるんです。
また、びわとよもぎの葉っぱには、炎症を鎮めてくれる働きがあることから、汗もや湿疹が出ている時に、入浴剤にすると、良いそうです。
よもぎには、タンニンや 1 .8 - シネオールという香りの成分が含まれているため、お肌の引き締め効果や血行促進、抗菌作用、止血作用などがあるんです。
また、生理痛や PMS (月経前症候群)、更年期障害にも適応されるとあります。
参考文献 : 日本のハーブ事典 村上志緒 東京堂出版
また、これからの寒い季節は、米ぬかを大さじ 1 杯一緒に加えてみると、美人湯になりますよ。
米ぬかは、玄米を精米した時に出てくるかすです。
こんな時のために、捨てずに、ビニール袋に集めています。
お庭にびわの木やよもぎが生えていたら、ぜひ、チャレンジしてみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました ❤︎
お日さまと土と風と水を感じながら
植物とともにある暮らしに癒されて
ありのままでいられる暮らし
起糸でした。
バイバイ。
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