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ニラとチャイブの卵焼き

こんにちは


心とカラダを整える

ハーバルセラピストのたかこ


更年期ママが笑顔を取り戻す

暮らしのサポーターです。




4 月に入ると

我が家のお暗い庭先や小さなベランダで

あらゆる植物の芽が出揃いました。



その中からニラとチャイブを収穫し

卵焼きを作りました。









ニラは学名を

Allium tuberosum L.

ユリ科ネギ属に属します。


チャイブの学名は

Allium schoenoprasum L.

ヒガンバナ科ネギ属に属します。


どちらも学名に

Allium アリウムが付くネギ属なので

同じような香りがします。



(いきなり学名から入ってごめんなさい)









チャイブについては先日投稿した

カリフラワーのチャイブ和え でも

取り上げましたね。










チャイブは数年前夫が株を購入し

小暗い庭先に植え込んでから

ようやく収穫できるようになり


キッチンハーブとして

使えるようになってきました。





ハーブというのは

野草ではあるけれども


移植された環境に

すっかり馴染むまでに

見ていると 2 年はかかります。


人間もそうですよね?


新しい環境に入り、

時間をかけてその場に馴染み


ようやく自然な立ち振る舞いが

できるようになって


人間関係が構築される基礎が

出来上がります。



ハーブも同じです。



そんな具合に

夫が植えてくれたチャイブを

今年からどんどん料理に

使っていきたいなぁと思います。







「そろそろ、ニラもいい頃だよー」


先日、庭先から夫が声を上げました。




ニラと言えば、

まず、卵が頭に浮かびますよ。


鳥インフルエンザまん延で市場に品薄。

かなり高級品になってしまった卵です。


今では、

ほんの時折しか卵料理しませんが

我が家の卵料理といえば、


だし巻き卵です。



だし巻き卵には

彩りを添える意味でも栄養面でも

我が家は小さなエビを入れることが多いです。


ツノナシホシアミ(小さなエビ)を

卵焼きに入れると赤い点々が入って

見た目も美しくカルシウム源になりますね。







カルシウムは

骨の発育に欠かせませんよね。



実は、


骨の発育は、

子どもばかりではありません。


どんなに歳を重ねても

常に骨は作られ、壊され、

また新しく作られるという

サイクルを繰り返しているんです。



そう、


身体の骨格を作り

私たちをしっかり支えてくれる骨は

まさに生きているんですね。





そして、


陽を浴びることで、

骨作りに欠かせないビタミン D が

私たちの皮膚で作られていきます。


ビタミン D って

カルシウムの腸管吸収を

サポートしてくれ


骨の新陳代謝に必要な

血中カルシウム濃度を

維持してくれているんです。




どういうことかというと..



血中カルシウム濃度が低いと

血中カルシウム濃度を維持しようと

恒常性の維持機能が働き

骨の中のカルシウムが

血中に溶け出してくるんです。


溶け出した分

骨の中のカルシウムが

少なくなります。


逆に血中カルシウム濃度が高いと

骨にカルシウムが蓄えられていきます。



そんな風に


ビタミン D のサポートを受けながら

体内をめぐるカルシウムによって


私たちの骨は

新陳代謝しています。




それは、


いわゆる性ホルモンによって

コントロールされているんです。


詳しくは こちら をタップしてご覧ください。






更年期ママの苦しいところ、

ホルモンバランスの崩れから


骨の新陳代謝がとどこおり

骨粗鬆症になりやすい。


日頃から陽を浴びて運動し

(運動することで骨が強化されます)


食事に気を付けながら


自分を支えてくれる骨の

新陳代謝を促していけると

良いですね。





また、

春は朝晩と昼間の気温差が大きく

朝、何を着たら良いのか

迷うことが多いですよね。


そんな季節には

身体を温めてくれるものを

食べるのが良いですね。


種子および茎・葉を薬用とし

生薬でも使われている

ニラは身体を温めてくれる野菜です。


詳しくは 下のリンクから

東京都薬用植物園

サイトをご覧ください。








先ほどは


骨の新陳代謝に必要なビタミンD のこと

ちょびっと知っていただきましたが



少しばかり余談です。



骨作りにはビタミン D ばかりでなく

ビタミン C やマグネシウムも

必要なんですよ。


ニラにはそれらが含まれているんです。


同じネギ属に属するチャイブには

さらにカルシウムも含まれていますよ。



今回の卵焼きに使われる

ニラとチャイブは少量だとしても

それらの栄養素は大事なエレメントですね。







さて、ここで、ようやく本題です。



骨の新陳代謝を促し、

身体を温めてくれる観点から


春先にぴったりの

ニラとチャイブの卵焼きを

紹介したいと思います。





<ニラとチャイブの卵焼き>


素材


・ニラ 適宜

・チャイブ 適宜

・卵 3 個

・昆布水 60cc

・しょうゆ 小さじ 1/2

・片栗粉 小さじ 1

・ツノナシホシアミ 大さじ 1

・ごま油 大さじ 1

・だし巻き卵用フライパン

・巻きす


※ 昆布水とは、だし用昆布を一晩水に浸けたものです。





作り方


・庭先のニラとチャイブを一握り収穫したらきれいに洗って細かくカットする。


(刻んでいると土の香りがしてくるから不思議です)





・卵を 3 個ボウルに割り入れる。







・ボウルの中の卵をよくかき混ぜたら、昆布水+片栗粉+しょうゆを少しずつ入れて混ぜる。


・刻んだニラとチャイブを卵の中に入れてよく混ぜる。


・最後に、ツノナシホシアミを入れてよく混ぜる。


・だし巻き卵用フライパンをよく熱し油を引く。


・卵汁を 5 〜 6 回に分けて焼いていくが、 1 回焼くたびに手前に向かって巻いていき、巻いたら、奥へ持っていき、手前から卵水を流して、巻いた卵の下にも流す。


・全部巻き終わり、閉じ口を焼いたら、巻きすの手前に卵焼きを乗せて、しっかり巻いていく。


・熱が冷めるまで巻いたままの状態でしばらく置いておく。







・しっかり冷めたら、人数分をカットする。









ひと口かじると、

ふわーっとだし汁がにじみ出て

優しい味わいがお口の中に広がりました。



春先のこの時期におすすめの

萌え出たばかりの

ニラとチャイブの卵焼きを

ぜひ、ご賞味ください。


卵の生地をしっかり火を通さず

少しゆるめに作り上げると

巻きすの柄が入って

素敵なだし巻き卵になりますよ。












アロマとハーブで

ありのままでいられる暮らし

起糸でした。

バイバイ。

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