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はじめての薬膳茶と茶菓 2 月


こんにちは


心とカラダを整える

ハーバルセラピストのたかこです。



今日は、


薬膳茶と茶菓にまつわる

お話しです。



生薬・漢方になる薬用植物を

毎月野外観察する植物園通いが高じて


毎月、


中医学の学校に通っています。





毎日、


体調に応じハーブティーを

ブレンドしていただいている


その習慣から


薬膳茶に興味を抱きました。




お茶というのは


植物のタネや根っこや葉っぱ

花、果実を煎じいただくもの


つまり、植物そのものを

摂取するものなので


お茶になる植物に興味があります。




また、


同じ植物を使うにしても

どう工夫したら美味しくいただけるか


そんな試行錯誤を繰り返し

日々、お茶に親しんでいます。




そのため


未踏の地、

薬膳茶をひもときたくなった


という経緯がありました。




実際、


薬膳茶を習いに通ううちに

講義に出てくる四文字熟語的な


素材が持つ効能を示す

漢字の羅列に疑問を抱いて


講師に質問していました。


講座のポイントは

調理実習で実際に作るところにあるので


薬膳そのものを

教えている時間がない


興味のある方は

ぜひ薬膳コースで

学んでみてくださいとのこと。




薬膳茶と茶菓の講座には

薬膳コースの卒業生が大勢いらして


東京校では薬膳コースが

10月に開校されると


情報をキャッチし

無料説明会に参加したのちに


薬膳コースにまで

入学することになりました。



そのため、


効能を示す四文字熟語的な

漢字の意味が


なんとなく掴めるようになり


薬膳茶と茶菓の座学に

だいぶ馴染めるようになりました。




薬膳茶と茶菓といいつつも


講師の先生は

茶道の教授をされているので


和文化の風合いも濃く


(私は和文化が大好きです)


今月の薬膳菓子は

春が存分に楽しめる


桃色と翠の色合いで彩られた

お菓子でした。







今月の薬膳菓子はふたつです。


・薯蕷(じょよ)まんじゅう

・焼きわらび






白く丸いおまんじゅうは

薯蕷まんじゅうと言います。


薯蕷(じょよ)は

とろろ芋のことで


とろろに使われる

山芋を練り込んだ

おまんじゅうです。




和菓子屋さんでは

上級の腕前の人でしか

作ることが許されない

おまんじゅうだそうで


実際に、


和菓子屋さんの見習いの方が

店では作ることが許されないので


本講座を受けられて

おまんじゅうを作りに

受講された方がいたそうです。


和菓子屋さんののれんをくぐれば


薯蕷まんじゅうは


ちょっと高めのお値段がする

おまんじゅうだとか。



ひと口頬張ると

確かにどこかで食べたことのある

歯触りのするおまんじゅうでした。









春の萌え出る翠と

梅の花を思わせる桃色


それぞれをふでで

皮に色付けしました。


その後、蒸し上げていきます。


蒸し上がったら、


色付けしたところに

先生ご持参の押し型で

梅とわらびをかたどりました。


なかなか風流です。










さて、


焼きわらびは

ホットプレートを使って

皮を焼いていきました。


皮の両辺を丸めた中に

翠のあんこを入れて

巻いていきます。


カットすると

丸めた皮が二つくっついていて

わらびを形作っていました。


食べた時には

気づけませんでしたが..


なかなかあそび心のある

薬膳菓子です。







薬膳茶はまだまだ寒さのある季節柄

体を温める中薬(生薬)を使った

お茶でした。


とても美味しかったので

先日、アトリエでも煎じてみました。








ストーブの上で小鍋に中薬を入れ

コトコト煮出しました。


中薬というのは


日本で言うところの生薬のことです。


生薬を直に煮出すときは

アルミの鍋は不適切なのですが


今回使った種類に応じて

手頃なサイズなため使ってみました。


ストーブの熱で温める

お茶というのは


本当に熱々。


体の芯から

温めてくれました。


立春を過ぎても

ドカ雪が降る寒さに

縮こまっていますが


一杯のお茶のおかげで

身も心もほんわか丸くなれます。


それが


体を温める働きのあるお茶であるなら

なおのことですね。



寒さに弱い体質であった私ですが


薬膳で学んだ食材や中薬を

暮らしに取り入れ始めたら


冬場もだいぶ

しのぎやすくなってきました。


日々、何をいただくのか

飲食ってホント大事ですね。









今日は、


2月の薬膳茶と茶菓のお話しでした。


・薯蕷(じょよ)まんじゅう

・焼きわらび

・体を温める薬膳茶




中医学の学校で学ぶ

季節に応じた薬膳茶と茶菓も

残すところ、あと 3 ヶ月となりました。


次回以降も楽しみです。







お日さまと土と風と水を感じながら

植物とともにある暮らしに癒されて


ありのままでいられる暮らし


起糸でした。


バイバイ。








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