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秋の植物園で その 2


こんにちは


心とカラダを整える

ハーバルセラピストのたかこです。


今日も前回に引き続き

東京都薬用植物園から

秋の植物を紹介します。


・金木犀

・シオン

・オミナエシ

・フジバカマ

・ローゼル

・ハッカ




秋と言えば、金木犀ですね。



満開の金木犀
満開の金木犀



金木犀はちょうど満開のタイミングでした。


それは美しく香っていて

隣にあるウンシュウミカンの果実も

ほんのりオレンジ色になっており


その一角だけ

柔らかなお日さま色に輝いていました。





きれいに咲いている金木犀
きれいに咲いている金木犀




山の家で既に

金木犀を堪能していましたが


大木の金木犀は

見事に咲き切っており

その勇姿は圧巻でした。



夏は人の姿のなかった園内でしたが


秋になると花を見ようと

大勢の人たちが訪れていました。


特に、


遠目からもオレンジ色が

華やいでいたこの一角へは


皆、足先が向いていました。





さて、


サポニンという成分が含まれている

シオンという植物は


ずっと、おかしな色合いの

葉っぱだけでしたが


秋が近づくにつれ


長い茎を伸ばして

花芽をつけ始めていました。


そして、


チラホラと花を咲かせていたのが先月。


今月はいっせいに咲き出した様が

とても優美で


あんなに薄汚れていた葉っぱの群れが


こんなにも美しい様を

見せていたのが驚きでした。




シオンの花
シオンの花




空はしらじんで、白い太陽をバックに

陽の光に照らされていて

素晴らしい眺めでした。


植物というのは

その時々で様子が一変する面白さがあります。


子どもを育てるのに似ていますね。


どんな才能を隠し持っているのか


成長を見守って

大切に育てていきたいですね。



サポニンという成分は

泡立つ特性があります。


その性質から

去痰作用があるようです。



以下、東京都薬用植物園から

引用します。



生薬名は紫苑(シオン)。
薬用部分は根および根茎。
用途は漢方処方用薬:鎮咳、去痰(射干麻黄湯ほか)




今年の秋は夏から暑いまま。


ウイキョウの花が

二度咲きしていました。


そのそばで、秋の七草のひとつ

オミナエシがまだまだ頑張っています。




女郎花(オミナエシ)の花
女郎花(オミナエシ)の花




茎が赤くなっていて

そろそろ終わりなのかなという感じです。



先月は小さく咲いていた

フジバカマが素敵な色合いを見せていました。


虫たちが蜜を集めに大忙しの様子。




美しいフジバカマの姿
美しいフジバカマの姿





なにしろ、ここには

ローゼルの林があります。


ローゼルというのは、

ハイビスカスティーでお馴染みです。





たくさん成っているローゼル
たくさん成っているローゼル

ローゼルの花
ローゼルの花




ローゼルの花が咲いていました。


赤い色素。アントシアニンが

透けた色合いをしています。


この花が終わって

それから上の写真にあるような

実のようなものができます。


お茶にするのはその殻です。


酸味のあるハイビスカスティーは

ルビー色に輝く美味しいお茶。


その酸味が疲れを取ってくれます。



ハーブティーとして

よく飲まれているお茶は

ミントティーもあります。


ハッカの花が咲いています。





ハッカの花
ハッカの花



学名からアルベンシスミント

日本ハッカであることが分かります。


ミント類は庭先でも簡単に交雑するそうです。


胃の痛みのある時に

飲むと良いとされている

ハーブティーになります。


スッとする香りは

吐き気止めにもなりますね。


乗り物酔いをするので

ハッカの飴を常備しています。





以下、東京都薬用植物園から

引用します。



生薬名は薄荷(ハッカ)。
薬用部分は地上部。
用途は漢方処方用薬:精神神経用薬、消炎排膿薬、その他の処方に配合。(加味逍遙散など)




今日は、


東京都薬用植物園から

秋の植物を紹介しました。


・金木犀

・シオン

・オミナエシ

・フジバカマ

・ローゼル

・ハッカ




それぞれが美しい様を

思い存分見せてくれました。





お日さまと土と風と水を感じながら

植物とともにある暮らしに癒されて


ありのままでいられる暮らし


起糸でした。


バイバイ。


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