こんにちは
心とカラダを整える
ハーバルセラピストのたかこです。
今日は、
薬膳の学びの場で
植物をからめた自己紹介のお話しです。
日常的に体調を加味しながら
薬草をブレンドしていただいています。
用いる薬草は
市販のものもあれば
自分で栽培したものも使います。
植物を栽培し育て収穫することに
ことのほか幸せを感じています。
その幸せとリンクしているようで
薬草茶を淹れるひとときは
私にとって
なくてはならないものになっています。
体調を加味して..
と先ほどお伝えしましたが、
これまでは
習得したハーブのあれこれを
考え合わせて
美味しいブレンドを探りながら
お茶を淹れていました。
最近では、
中医学の学校で薬膳茶を学んでいる関係で
薬膳茶に用いる茶葉(中薬)が
手に入りやすくなり
ハーブ以外に
中薬(日本で言うところの生薬)のお茶
つまり、薬膳茶を飲むようになりました。
秋が始まると
朝と昼の気温差が激しくなり
温度調節のために
呼吸器、肺の働きが活発になるようで
胸が重く痛みを感じることが
増えてきます。
大人になってから喘息持ちになりました。
そんな秋の日はカラダをめぐる
酸素量が少なくなるようで
だるさを覚えます。
ひどい時は布団に横になっていたいほど。
そんな呼吸器のトラブルに対処する
薬膳茶を習ってから
日々、中薬を煮出して茶を煎じ
一日を通していただくようになると
今年の秋は体調が
とても楽であることに気づきます。
西洋ハーブで淹れる
ハーブティに比較して
薬膳茶の方が割合体質に
フィットしているようで
さらに、薬膳茶をひもときたく
対応講座を受講する資格を得るために
中医薬膳師コースに入った次第です。
タイミング良く 10 月から入ることができ
今日はその 2 回目の授業と調理実習でした。
調理実習後にクラスメートの皆さんと
試食するのですが
今日は、
自己紹介をしてくださいとのこと。
自分の番になった時に
植物が好きで
月に一度、薬用植物園へ
取材に通っていること
そして、
今時期の植物はどんな様子なのか
中薬の枸杞子(くこし、くこの実)を
分かりやすく例に挙げ
今はくこの小さな花が咲いていて
紫色をしていること
ネームプレートには
生薬名と効能が書かれており
くこの実と知られている植物の生薬名は
実を枸杞子、葉を枸杞葉(くこよう)と言い
葉も薬用として使うことができること
薬膳を習うようになると
実際に中薬を扱えるようになるので
次回薬用植物園に行くのが楽しみであること
そんな内容です。
写真は東京都薬用植物園で
10 月の野外観察時のものです。
枸杞(くこ)のことを少しだけ
紹介します。
東京都薬用植物園からの引用です。
枸杞(クコ)はナス科の落葉低木です。
薬用には刺の少ないものが良いとされます。
部位によって枸杞葉(クコヨウ、葉)、枸杞子(クコシ、果実)、地骨皮(ジコッピ、根皮)と生薬名が変わります。
用途は漢方処方用薬で疲労回復、解熱、滋養強壮強精作用(杞菊地黄丸ほか)、民間薬(滋養強壮作用)
一般家庭ではくこの実として
お料理の彩りに添えられます。
実は、
家族とは別に私の周囲では
残念ながら、
ハーブや薬用植物にまつわるお話しに
興味を持ってくれる方が少ないのです。
なので、
とつとつと地味に普段の心持ちで
お話ししていたら
一番後ろに座っていらっしゃった学校長が
優しく微笑まれ、うなずいてくださったり
朝の授業をされていた講師の先生が
へ〜っと顔色を変えてお話しを
聞いてくださったのが
何よりの驚きでした。
そして、
初めて同じ世界にいる仲間を
この学校で見つけられた感覚を覚えた次第です。
講義で習ったことを復習するときは
出てきた植物について
ひとつひとつ事典を引いて確かめたり
記憶の中の植物園を徘徊するので
かなりまとまった時間が必要になります。
それでも、
知らず、植物についての確かな知識が
いつの間にか身についていたりして
仲間とおしゃべりの合間に
そんな自分を自覚できたりします。
今日の調理実習では梅雨の薬膳を
習いました。
味付けは我が家の料理と同じで
極めてシンプルなので
とても私の口に合います。
美味しい試食タイムはあっという間でした。
クラスメートの皆さんは
皆、華やかな経歴の持ち主の方ばかり。
自己紹介ではキラキラ輝いていましたよ。
前回の調理実習で習った春の薬膳を
すべて自宅で再現した方もいたり
皆、薬膳に大きな関心を
抱いている方たちばかり。
これからの親交に楽しみも増えました。
今日は、
薬膳の学びの場で
植物にからめた自己紹介のお話しでした。
お日さまと土と風と水を感じながら
植物とともにある暮らしに癒されて
ありのままでいられる暮らし
起糸でした。
バイバイ。