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10 月の山の家の様子 その 1


こんにちは


心とカラダを整える

ハーバルセラピストのたかこです。





今日は山の家での

美しいデザート作りのお話しです。





10 月の連休に夫とふたり

山へ出かけてきました。


子どもたちは


給湯器が壊れてて

お風呂に入れないし


洗濯機も壊れてて

大好きな洗濯もできない

(下の子は「洗濯かあちゃん」という異名を持ちます)


ラグビーの試合も観戦したいし

テレビのない山には行かないとのこと。



前回に引き続き

夫婦ふたり旅のようで


子どもたちがいなかった

結婚当初をなんとなく

思い出してしまいました。




庭先で満開を迎えた金木犀





山に辿り着くと、


驚いたことに、

金木犀(キンモクセイ)が満開でした。


いつも、これから咲くところか


あるいは、


咲き終わりでオレンジの道を

作っているかのどちらかで


ちょうど咲いている場面は初めてです。




去年は、


咲き終わりの金木犀のお酒を仕込み

香り豊かなゼリーを作りました。


詳しいお話しは

下のリンクからご覧いただけます。








咲き始めの今もやはり

小さなざるを持って

花摘みしました。




小さなざるにいっぱい花摘みしました

大皿に広げて乾かします




ひとつひとつこぼさず

きれいに取ってあげようと思うと


小さな花を摘むのは

なかなか難儀なことでした。


しかも、


背の高いところにあるものだから

始終上向きで摘むことに。



小さなざるをいっぱいにするので

精一杯でした。


枝からむきとると

まるで柑橘類のような香りがします。


金木犀の香りには

香り成分のリナロールが

含まれているのかもしれません。


(オレンジスィートの精油はほとんどがリナロールの香りが占めています)






大皿に広げて乾かしました。


翌日も同じ作業をして

大皿 2 枚分の金木犀の花を

手に入れることができました。


家中、金木犀の香りに満たされて


なんだかとっても

幸せな気持ちになりました。




金木犀の香りは


満腹感をもよおすという 記事

読んだことがあります。


ヒトを幸せにしてくれる香りなのでしょう。






指先を見ると、

みかんの皮を皮をむいた時のように

オレンジ色に染まっています。


香りといい、色合いといい

金木犀の花は本当にオレンジのようです。






金木犀の花は


前回と同じように

ゼリー仕立てにしようと思いますが


今回は花茶にも

チャレンジしてみたい。




月に一度、中医学の学校で

薬膳茶を習っているおかげで


金木犀のお茶があることを知りました。


桂花茶です。






季節に寄り添う韓国茶 コウ静子さんの

お茶の本にも桂花茶のページがあります。


それは


洋梨と合わせていただく

美しい写真です。



金木犀については

そちらの本から引用させていただきます。



きんもくせいは身体を温め、気を巡らせてくれ、イライラや憂鬱な気持ちを和らげてくれます。
効能:喉の渇き、咳止め、冷え、ストレス、不眠、乾燥肌






大好きな洋梨をコンポートにしました





買い出しの時に仕入れた洋梨は

さっそくコンポートに仕立ててみました。



大きな保存びんも購入して

きれいに洗浄して煮沸消毒し

清潔にしました。


作り方のよく知らないコンポートも

イメージを膨らませて美味しくできました。


今回の発見をシェアします。



洋梨はスターアニス(八角)や

白ワインとの相性が抜群に良いことが

香りから分かりました。







洋梨のコンポート桂花茶仕立ての準備





それでは、レシピの紹介です。


コウ静子さんのレシピとは異なるので

私の作り方としてシェアしますね。


美しい写真ばかり眺めてて

しっかり本を読んでいなかったのは事実。


私なりに工夫を凝らしてみました。





<洋梨のコンポート桂花茶仕立て>


素材


・洋梨 1 個

・砂糖 100g

・スターアニス(八角) 1 個

・白ワイン 100cc

・水 かぶるくらい


・金木犀の乾燥した花 適宜

・水




作り方


・洋梨は皮をむいて、8 等分にカットする。


・鍋底に洋梨を並べる。


・スターアニスと水を入れて砂糖を足し、ふたをしたら火にかける。


・沸騰したら弱火にして、しばらく煮詰める。


・途中で白ワインを足す。


・洋梨に火が通ったら火を止め、ふたをしたまま放置する。


・すっかり冷めたら、保存びんへ汁ごと入れる。




・金木犀の花を少し入れた小鍋を煮立てる。


・黄色く色づいてきたら火を止める。


・お皿に洋梨のコンポートをひとつよそおい、桂花茶を注ぐ。








洋梨のコンポート桂花茶仕立て




実は、


この洋梨は地元産なのか

筋張っていて堅く美味しくないんです。


地物は時としてあるんですが

甘くもなく硬いフルーツは


コンポートにすると食べやすく

美味しくなるのでおすすめです。



スターアニスと白ワイン


そして、


金木犀の甘く優しい香りは

私の心をとろとろと溶かしてくれました。




食後のデザートにもぴったりです。







今日は、


山の家でのお料理のお話しでした。


・洋梨のコンポート桂花茶仕立て







食欲の秋はお料理が楽しいですね。


次回も、山の家の厨房からです。


お楽しみに!












お日さまと土と風と水を感じながら

植物とともにある暮らしに癒されて

ありのままでいられる暮らし


起糸でした。


バイバイ。



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