こんにちは
心とカラダを整える
ハーバルセラピストのたかこです。
山の家のシリーズが続きます。
前回は、
不可解なハプニング続きのお話しでした。
今日は、
山の家を取り巻く植物のお話しです。
・ヘクソカズラ
・クズ
・ヤブラン
・インパチェンス
4 種の植物の紹介をしていきます。
毎月の薬用植物園通いのお陰で
山の家の周りには
薬用植物が満ちあふれていることに
気づかされます。
夫が最寄り駅まで
車で向かいに来てくれた日、
車を止めた目の前に
ヘクソカズラの実が
垂れていることに気づきました。
秋が深まるほど
黄金色になるヘクソカズラ。
ものすごく臭い匂いがすることから
とんでもない名前がついているけど
ヘクソカズラの実は薬用であり
暮らしに役立つ植物なんです。
民間療法でひび、しもやけなどの治療に果汁を皮膚に塗布。
(東京都薬用植物園から)
先日の植物園でも
同じように実が成っているのを
観察したところです。
先月は可愛らしい花が咲いていたんです。
その件を記事にしたためました。
良かったら、下のリンクをご覧ください。
スズメバチが飛んでいるから
遠慮しながらの草刈り。
雑草を引っこ抜くと
いつも、川沿いの崖に捨てにいきます。
今回も、崖っぷちまで行くと
なんと!
草むらの合間からひょっこり
クズの花が咲いているではありませんか!
その大きな葉っぱは
確かにこの場所にはびこっていたことは
以前から知っていたけれど
まさか、クズであるとは..
毎月通っている
東京都薬用植物園では
7 月中旬にクズの花の深い香りが
辺りを満たしていました。
8 月中旬には花がなかったので
クズって秋の七草のはずなのに
なぜ咲いていないんだろうと
いぶかしく思っていました。
ところが、
今月の野外観察ではどこからともなく
甘く深いあの香りがしたんです。
7 月に咲いていた葛棚の反対側で
それは咲いていました。
この異常気象だもの。
確かに開花時期も狂います。
山の家の周辺にもクズの花は満開で
夫が大昔植え替えたシュロの木の
てっぺんまで覆い尽くし
花かんざしのように花が垂れ
風に揺れていました。
こんなにも
クズがはびこっていることに
気のつけない私でした。
クズのこと、下にまとめます。
漢方処方用薬
カッコン(葛根):鎮痛、鎮痙、解熱、発汗(葛根湯)
カッカ(葛花):めまい、二日酔い(葛花解醒湯)
(東京都薬用植物園から)
何もなかった山の家の玄関前は
今ではうっそうとした
小さな林になっています。
おかめづたの合間から
朝日に照らし出された
ヤブランの花が咲いていました。
びわの木を剪定して
庭が明るくなったお陰か
今年は紫陽花の株が
見事に大きく育って
その前方に
ヤブランの花が咲いています。
ヤブランは初秋が
花の見頃みたいです。
先日も、
植物園で林の合間に
差し込む陽の光に
浮かび上がっていました。
林の中のあちこちで
淡い紫色したヤブランが
咲いている様は
とても素敵なんです。
お暗い環境に育つ花は
ヤブランばかりではありません。
ずっーと前からインパチェンスを
こよなく愛しています。
庭を持つたびにインパチェンスを
植え込んできました。
梅雨頃から秋が深まるまで
開花期間が長く
白や淡いピンク、濃いピンク
赤などの明るい花の色合いは
庭のアクセントになります。
反日陰でよく育つので
栽培が楽なんです。
しかも、こぼれダネで
翌年も花を咲かせてくれます。
八重の花もありますが
私は一重の花が好きです。
山の家の庭先にも
インパチェンスを植えてきました。
ところが、
よく育つインパチェンスなのに
なかなかこぼれダネで
翌年まで咲いてくれません。
なぜだか、植え込んだ
その年だけの存在になってしまい
山の家に居着いてくれませんでした。
よく育つモッコウバラの手前に植えてもダメ。
もう少し陽のあたる場所にしてもダメ。
今年は、ダメもとで
キッチン前の小さな花壇に
春、植え込んでみました。
8 月のお盆休みには
普通に育って咲いていましたが
今月は目一杯背を伸ばして
咲いています。
スズメバチに注意しながら
雑草を抜いていると
インパチェンスの若芽が
あちらこちらから
生えていることに気づきました。
どうやら、今の場所が気に入ったようです。
1 日の日照時間を見ていると
反日陰が好きとはいえ、
かなりの長時間
日光に当たっていることが分かりました。
20 年越しのお気に入りの場所探し。
たくさんのこぼれダネから
あちこちに子孫を繁栄させ
来年も花が見られそうです。
今日は、
山の家を取り巻く植物のお話しとして
・ヘクソカズラ
・クズ
・ヤブラン
・インパチェンス
4 種の植物を紹介しました。
お日さまと土と風と水を感じながら
植物とともにある暮らしに癒されて
ありのままでいられる暮らし
起糸でした。
バイバイ。