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5 月の植物園で その 2


こんにちは


心とカラダを整える

ハーバルセラピストのたかこ


更年期ママが笑顔を取り戻す

暮らしのサポーターです。


東京薬科大学薬用植物園から

爽やかな季節の様子をお伝えしています。


今日は、


園内の植物の中でも

ハーブティーや食用になる植物の紹介です。


・ビワ

・マリアアザミ

・コーンフラワー



まず、はじめにビワです。




びわの花
びわの花

ビワの実
Eriobotrya japonica (Thunb.) Lindi.


寒い季節に花を咲かせるビワの花が

山の家で秋口に咲いていました。


山の気温が寒さを示している

ということなんですが


驚いて、写真を撮ったのが上です。



徐々に、


小さなビワの実の赤ちゃんが

太ってくる様子を


薬用植物園でも観察していました。



そして、


とうとうオレンジ色に色づいてきたんです。


それが、下の写真です。




ビワはバラ科の植物です。

用部は葉。


効能は鎮咳、去痰、健胃。

成分は青酸配糖体、、トリテルペンサポニン。


用途は生薬。

日本・中国の暖地に自生する果樹。


果実は食用。

葉は裏面の毛を去った後に用いられる。


健康食品として盛んに販売されているが

含有成分のアミグダリンは有毒であり

過剰摂取に注意が必要。


(東京薬科大学薬用植物園から)






ビワは私の暮らしに馴染んでいる植物です。


これまでも、


ビワについては

色々記述してきましたので


ご興味のある方は

カテゴリーからびわを

チョイスしてご覧ください。




山の家でも果実はなりますが


実際のところ、


オレンジ色になったところを

見たことがなく


園内で初めて観察ができたことに

びっくりした訳です。


とても美味しそうですね。







次に、マリアアザミを紹介します。




マリアアザミ
Silybum marianum (L.) Gaertn.



紫色したアザミの花が

硬いつぼみを破って開花していました。


マリアアザミの存在は

ハーブの学校に通っている時に知りました。


肝臓に良いというイメージがあります。


実際のところ、どうなんでしょうか?


以下、


東京薬科大学薬用植物園から

引用します。




マリアアザミはキク科の植物です。

用部は種子、全草。


効能は肝保護、抗酸化、消化促進。

成分はフラボノリグナン、トリテルペノイド。


用途は食材、ハーブティー、シリマリン原料。


南ヨーロッパ、北アフリカ原産の二年草。


鋭い棘が非常に痛い。

学名のマリアヌムは葉の白い模様を

聖母マリアの乳に見立てて命名。


シリマリン(種子の標準化抽出物)は

サプリメントとして流通。






葉にある白いしま模様については

ハーブ学名語源事典から

下記に引用します。


聖母マリアがイエスキリストに

乳を飲ませた時に、


アザミの葉に乳がこぼれたものが

白いしま模様となり


そこから、


この薬草には限りない母の力が宿っている


と信じた。



ヨーロッパで 2 千年近く

肝臓と胆のう、うつ病の治療薬としても

用いられてきた。


もともと、


母乳を出すために使われてきたので

ミルクシスルとも言われている。




ハーブティーというより

食品としてサプリメントを

利用することが多そうですね。








最後に、コーンフラワーです。



コーンフラワー
Centaurea cyanus L.




コーンフラワーは

俗に言う矢車菊です。


きれいなブルーは

ハーブのブレンドティーに

取り入れられていますね。



東京薬科大学薬用植物園から

以下、引用します。


コーンフラワーはキク科の植物です。

用部は頭花。


効能は強壮、利尿、消化促進。

成分はアントシアニン、アルカロイド。


用途は食用、食用色素、茶剤、外用。

地中海沿岸原産の一年草。


日本には明治中期に導入された。

頭花は可食で、砂糖やゼリーの着色にも用いられる。





アントシアニンの色素により

茶剤として眼精疲労の回復に用いられます。




もともと小麦(コーン)畑に

咲いていた花なので名づけられた。


北イラクのシャニダール洞窟で

6 万年前の旧石器人ネアンデタール人の

墓から花粉が発見されるなど


古い歴史を持つ植物。



(ハーブ学名語源辞典 東京堂出版)




ヤグルマギクは

夏場のカラカラと乾燥した道端で

よく咲いているのを見かけます。


ハーブティーにブレンドされていると

ブルーがとても映えて美しいです。






今日は、


東京薬科大学薬用植物園から


爽やかな季節の様子を


・ビワ

・マリアアザミ

・コーンフラワー(ヤグルマギク)


3 種類の植物をご紹介しました。




次は温室の様子をお伝えします。


お楽しみに!











お日さまと土と風と水を感じながら

植物と共にある暮らしに癒されて


アロマとハーブで

ありのままでいられる暮らし


起糸でした。


バイバイ。



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