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5 月の植物園で その 1


こんにちは


心とカラダを整える

ハーバルセラピストのたかこです。



東京薬科大学薬用植物園から

爽やかな初夏の様子を

お伝えしたいと思います。


今日は、


食材として使われている

野菜やハーブについて

花の様子を紹介します。


・シュンギク

・ロケット(ルッコラ)

・カレンデュラ(キンセンカ)



まず、はじめにシュンギクです。


春先は、春菊のごま和えなど

食卓に上がることの多い食材ですが


園内ではじめて

花を観察することができました。



シュンギク
Glebionis coronaria (L.) Cass. ex Spach



黄色い花とクリーム色の

バイカラーの花が


奇しくも入り混ざっていました。


胸あたりまで来る背丈で

大きく茂っている様子に


普段の顔からは想像もできない姿に

驚きを隠せませんでした。


シュンギクの分布は

地中海沿岸とあるキク科の植物です。


馴染みのある春菊が

実はこんな花梨な花を咲かせるなんて知らず


なかなか興味深かったです。





さて、次に、ロケット(ルッコラ)です。


ルッコラは我が家のお暗い庭先で

プランター栽培しています。


摘んでもすぐに若芽を出すので

早春からサラダの足しに

よく料理に使っています。


確かに、初夏に入ると花が咲き出しました。


園内の写真を掲載します。




ルッコラの花
Eruca vesicaria. (L.)Cav.


ルッコラはロケットや

キバナスズシロと呼ばれているようです。


園内のネームプレートにありました。


分布は地中海沿岸で、アブラナ科の植物です。




少し苦味のある若葉は

すぐに萌え出てくれるので

育てやすい野菜ですね。


花が終わると


夏にはこぼれダネからダネから

芽を吹き出しています。


プランター内でたくさん

育つといいなぁと思います。




最後に、カレンデュラの紹介です。




カレンデュラの花
Calendula officinalis



カレンデュラはキク科の植物です。


学名にあるカレンドゥラは

カレンダーの語源にもなっている。


オフィキナリスはラテン語の

薬用の働きをするという意味です。


古代ギリシャ、ローマ時代から

料理や薬用ハーブとして

親しまれてきました。


(ハーブ学名語源辞典 東京堂出版から)





薬用ハーブとしては


花びらを植物オイルに浸して得られる

浸出オイルがよく利用されます。


私も冬場の乾燥シーズンに

荒れたお肌を整えるためによく使います。


オイルからバームを作って

お肌に塗布することもしますよ。


カレンデュラオイルは

ギンギンと痒みを伴うような

乾燥による痛痒さも抑えてくれて


私にとって

なくてはならないハーブです。




メディカルハーブの事典 林真一郎編から

下に引用します。


適応は口腔の炎症、皮膚炎、創傷、下腿潰瘍。






浸出オイルばかりでなく

ハーブティーやチンキ剤としても

使われるようです。


チンキ剤というのは


ハーブにある有効成分を

アルコールに抽出させたものです。


口腔の炎症に

うがい薬(ガーグル剤)として使います。






カレンデュラはキンセンカとも言います。


現在も、


花のハーブティーで

胃潰瘍や歯肉炎の緩和に

ガーグル剤として用いる。


遅れがちな月経を刺激、

月経痛の緩和に用いる。


(世界薬用植物図鑑 原書房)



カレンデュラは万能ハーブです。


古代から使われてきた

長い歴史があります。






今日は、


東京都薬科大学薬用植物園から


爽やかな初夏に咲く花の様子を

お伝えしました。


・シュンギク

・ロケット(ルッコラ)

・カレンデュラ(キンセンカ)





次回に続きます。


お楽しみに!










お日さまと土と風と水を感じながら

植物とともにある暮らしに癒されて


ありのままでいられる暮らし


起糸でした。


バイバイ。







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