こんにちは
心とカラダを整える
ハーバルセラピストのたかこ
更年期ママが笑顔を取り戻す
暮らしのサポーターです。
薬膳菓子や薬膳茶を学びに
中医学の学校へ 6 月から
通いはじめました。
今回、2 回目の実習・講義があり
出かけてきました。
7 月の講義では
手渡されたレジュメには
知らない熟語がいくつか散見されました。
そこに使われている漢字の印象から
意味合いはなんとなく伝わるけれど
先生から、
これらの中医学を表す
概念を知りたい方は
ぜひ、
薬膳を習得されてみるといいと
お話しがありました。
徐々に、
そんな気持ちになりつつあります。
話は違うのですが、
西洋占星術の研究科で
お世話になっている先生に
薬膳とか薬膳茶を
学んでみようかと思うと
相談したことがあります。
西洋占星術上の私の星巡りは
調理とか料理とかに
ご縁があるとのことで
「いいんじゃない」
と、バシッと背中を
押してもらった経緯があります。
来年あたり、
薬膳コースに入っているかもしれません。
さて、
楽しみな調理実習では
涼やかなふたつの薬膳菓子と
夏に良いとされる薬膳茶を学びました。
・かのこ
・みぞれくず万
・緑茶
夏にふさわしい薬膳菓子は
涼しげなクズを使いました。
クズは今が花盛りです。
ここで、
クズについてお伝えしましょう。
クズはマメ科の植物です。
東京都薬用植物園ではクズ棚があり
夏に房状の花を咲かせます。
今、まさに花盛りです。
クズ棚の下にやってくると
とてもよい香りに満ちています。
根を精製した葛粉を
今回の薬膳菓子に使った訳です。
薬用部分と生薬名は
根がカッコン(葛根)
花がカッカ(葛花)
用途は漢方処方用薬です。
(東京都薬用植物園から)
さて、話を戻します。
前回、小豆から作るあんこや
原料から作る寒天など
2 時間の実習には
充実すぎる内容でしたが
今回は、それに反し
寒天パウダーや
先生お手製のあんこを使う
お手軽な内容でした。
材料さえ手に入れば
自宅でも手軽に作れそうです。
さて、
前回は
梅雨の季節に最適な薬膳茶を
紹介いただいて
夏にはどんなお茶がぴったりなのだろう
理論上、
季節と同じ性質の熱く乾いたお茶か
あるいは、
その逆の性質の冷たく湿ったお茶か
正解を知り得ることを
とても楽しみにしていました。
季節と同じなのか
それとも、逆の性質なのか
それは何のことかと言いますと、
梅雨に最適なお茶として
温性にも涼性にも偏らない
平性にあるお茶
つまり、
その中間にある性質のお茶として
ウーロン茶をご紹介いただいたんです。
7 月は真夏なので
季節と同じく温性
(熱く乾いた状態)にある
お茶(発酵したお茶)か
あるいは、
その真逆の涼性
(冷たく湿った状態)にある
お茶(発酵していないお茶)か
中医学の原理原則の根本に
触れる良い機会になりそうなので
とても楽しみにしていた訳です。
前回書き起こした記事では
( 季節の薬膳茶ゼリー をご覧ください)
熱く乾いた状態とか
冷たく湿った状態など
近代まで西洋医学の
根本にあった概念に
私なりに当てはめて
考えてみたんですね。
夏は、涼性のお茶として
緑茶を紹介されました。
涼性のお茶はカラダを
文字通り冷やしてくれるそうです。
つまり、
季節が持つ性質と
バランスを図るような
食材を取ると良いようですね。
前回の記事にも書いたように
緑茶は発酵させていません。
緑茶は冷たく湿っている
状態にあると考えられます。
それで、涼性の食材に
当たるのでしょう。
緑茶のなかでも
日本の緑茶ではなく
中国で最高級の緑茶に当たる
ロンジンチャ(龍井茶)を
振る舞っていただきました。
茶葉を見ると、
日本の緑茶とは異なる仕様で
中医学の学校で
教鞭をとっていらっしゃる
なんとか先生という中国の方から
「ぜひ、皆さんでいただいてください」
と、サービスされたというロジンチャ。
その先生が当日お休みだったため
明確な金額は分からなかったのですが
とても高価なお茶だということでした。
茶葉に鼻を近づけると
爽やかな香りがしました。
前回、見知ったお顔の女性たちと
一緒に楽しく実習することになり
別れ際、また次回ね!と
お声をかけていただきました。
柔らかな繋がりも見えてきて
この学校でこれから出来上がる関係性が
いろいろなカタチで広がっていったら
いいなぁと思います。
月一回でも、薬膳茶など
異文化に触れる時間は
私を遠い所まで運んでくれます。
実習で手作りした茶菓は
自宅に持ち帰って
夕ご飯のデザートに出しました。
薬膳菓子を冷たく冷やすと、
お口の中で夏が溶けていきました。
次回の調理実習が楽しみです。
お日さまと土と風と水を感じながら
植物と共にある暮らしに癒されて
アロマとハーブで
ありのままでいられる暮らし
起糸でした。
バイバイ。