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6 月の植物園で その 3


こんにちは


心とカラダを整える

ハーバルセラピストのたかこ


更年期ママが笑顔を取り戻す

暮らしのサポーターです。


東京薬科大学薬用植物園から

6 月のハーブの様子をお伝えしています。


今日は、ハーブの中でも

ヤロウ、セントジョンズワート

バジルについてご案内していきたいです。





まずは、


白く小さな花を咲かせている

ヤロウについてです。








和名をセイヨウノコギリソウというだけあり


ヤロウの葉っぱはギザギザで


学名のミレフォィウムは

1000 の葉っぱという意味です。



また、学名のアキレアは

トロイ戦争の英雄、アキレウスのことです。


アキレウスは傷をいやす

さまざまな植物を発見した人でもあります。


つまり、アキレアは傷をいやす

薬効のある植物という意味です。


(ハーブ学名語源事典 東京堂出版)




アキレウスは

戦場で負傷した部下を

治療するためにヤロウを使いました。


古い本草誌にはヤロウの軟膏が

止血用に掲載されているとか。


(世界薬用植物図鑑 原書房)






傷をいやす薬効とありますが


実際に、ヤロウの効能には

抗炎症、解熱、利尿があります。


成分はピロリシンアルカロイド

セスキテルペンで


アキレインという

アキレウス由来の名を持つ

成分が含まれており


構造式が描かれています。


キク科のヤロウの用途は

ハーブティーです。


関節炎に用いられるとのこと。


(東京都薬科大学薬用植物園から)





成分にあるセスキテルペンは

精油です。


精油の安全性は


危険性:薬物相互作用、わずかな神経毒性


最大皮膚使用量:8.6%





ヤロウの精油にはもうひとつあり


学名を Achillea nobilisL.


ヤロウ(グリーン)です。


こちらの精油の安全性は


危険性:堕胎薬の可能性


禁忌:妊娠中、授乳中



(精油の安全性ガイド ティスランド&ヤング著)



同じ名前の精油でも学名が異なると

作用も異なるので注意が肝心です。






山の家にも白い花を咲かせる

ヤロウを植え込んでいます。


ノコギリののような葉っぱを

地面の上で広げているばかりで


なかなか進展しないのですが

8 月に訪れることになっているので


どんな風に成長してるのか

とても楽しみにしているんです。






さて、次に行きます。


次はセントジョンズワートです。




自宅にある猫の額のような

お暗い庭先でも


あちこちでセントジョンズの

丸い葉っぱを認めています。



薬用植物園では黄色い花を

咲かせていました。









セントジョンズワートの学名の

ヒペリクムには


過多+荒野という意味があり


砂地の荒野によく生育するところから来ています。



ペルフォラトゥムには

刺し通すという意味があり


葉にある赤黒い斑点を表しています。


和名はセイヨウオトギリソウと言います。


これは平安時代に春頼という

優れた鷹匠が


鷹の秘伝の傷薬になる

セントジョンズワートを


弟が人に教えてしまったことに

腹を立てた兄が切り捨ててしまった


伝説から、葉にある赤黒い斑点を

弟の返り血に見立てています。


(ハーブ学名語源事典 東京堂出版)




葉に見られる赤黒い斑点には

赤い色素であるヒペリシンが

溜まっているものです。


ヒペリシンは光線過敏症を起こすので


(東京薬科大学薬用植物園から)



セントジョンズワートの

赤い抽出オイル(浸出油)など


皮膚に塗布する場合は

紫外線や光線に注意します。

(光線療法を受けている場合も)


やけど様に赤くただれてしまう

可能性があるんですね。



赤い浸出油は自分で作ることもできます。


栽培しているセントジョンズワートの

黄色い花を植物オイルに浸けるのですが


得られた赤い浸出油は

トリートメントオイルに添加したり


あるいは、


バームやクリームに仕立てて


神経痛や日焼けの症状の緩和に

用いられてきた長い歴史があります。



(世界薬用植物図鑑 原書房)




セントジョンズワートは

和名にもあったオトギリソウ科の植物です。


用部は花、地上部。

効能は抗うつ、創傷治癒。


用途は健康食品(ドイツでは医薬品)


ヒペルホリンは抗うつ作用を示すと

考えられている。


薬物代謝酵素を誘導し

特定の薬(ワーファリン等)の作用を弱める。



(東京薬科大学薬用植物園から)






ホメオパシー(類似療法、同種療法)は

「類似したものは類似したものを治す」


同種の法則にのっとっているんですが


光過敏症を起こすセントジョンズワートは

やけどの症状緩和に用いられるのは


ホメオパシー的な使い方です。



また、暗い心に明るさを取り戻すことから

サインシャインサプリメントという異名があります。


神経疲労、軽度〜中糖度の抑うつ

季節性感情障害、生理前症候群に適応され


ハーブティーとして飲用されます。



(メディカルハーブの事典 林真一郎編)







最後に、バジルです。



バジルはキッチンハーブとして

トマトと相性が良く


サラダやパスタにバジルを添えて

ハーバルライフを楽しむ方が多いと思います。



私も気候が暖かくなってくると

よく植木鉢でバジルを栽培していました。


突然の遅霜に合って

壊滅状態になることがよくあり


バジルには耐寒性がまるでありません。












薬用植物園では、バジルの花が咲いていました。


種子は水を含むと周囲がゲル状になり


そのゲルで目に入ったほこりを

取ることから


メボウキとも言われます。



バジルはシソ科の植物です。

用部は花期の地上部。


効能は芳香性健胃、駆風。

成分はモノテルペン、セスキテルペン。


用途は健胃薬に配合、茶剤、食用。


(東京薬科大学薬用植物園から)






モノテルペン、セスキテルペンというのは

精油成分です。


お料理で味わうバジルとは

異なる爽やかな香りのする精油です。


私は集中力を高めてくれそうな香りとして

利用することが多いです。



精油としての安全性は


危険性:エストラゴールと

メチルオイゲノールが含まれているため


潜在的な発がん性がある。

血液凝固を阻害する可能性がある。


最大皮膚使用量:1%



(精油の安全性ガイド ティスランド&ヤング著)





精油というのは有効成分が

ぎゅっと凝縮されているので

使用には注意が必要です。







今日は、


6 月の東京薬科大学薬用植物園から


3 種類のハーブを紹介しました。


・ヤロウ

・セントジョンズワート

・バジル




学名の由来や使用上の注意事項など

盛り込んでみました。



6 月シリーズはまだまだ続きます。


次回をお楽しみに!












お日さまと土と風と水を感じながら

植物と共にある暮らしに癒されて


アロマとハーブで

ありのままでいられる暮らし


起糸でした。


バイバイ。




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