top of page

いちごソース


こんにちは


心とカラダを整える

ハーバルセラピストのたかこ


更年期ママが笑顔を取り戻す

暮らしのサポーターです。



今日は傷み始めたいちごを使った

ソースづくりのお話しです。








今年は春の花が一斉に咲き出し

1 ヶ月早い季節巡りを感じています。


ゴールデンウィーク頃から

次第に暑くなってきましたね。


大好きないちごの季節も

そろそろ終わりを迎えています。



山の家から帰路に着く途中


これから始まる日常のために

いつものスーパーで買い出ししました。


フルーツに目がない私は

毎日フルーツを数種カットして

たっぷりヨーグルトをかけて

いただいているんです。


真っ赤ないちごの大きなパックと

びわの実、バナナが手に入りました。


毎日、少しずついただいています。






ある日、時間がなくて


いつものフルーツのヨーグルトがけが

いただけませんでした。


その翌日、冷蔵庫を開けると


あんなにフレッシュだったいちごが

3 分の 1 ほどぐちゃりとしていました。


冷蔵庫に置いていても

ダメになってしまう季節柄なんですね。


カビの生えているものは捨てて


残りはジャムにすることにしました。





いちごの重量を計り

その半分の量で砂糖を計りました。


ジャムにするときのお鍋は

いつもル・クルーゼを使っています。


重たいフタが素材の旨みを

ぎゅっと引き出してくれそうだから。


材料をル・クルーゼに入れました。



しばらく煮てから

赤ワインをほんの少し入れました。


煮汁がとろりとしてきたら


レモンがなかったので

リンゴ酢を入れてみました。


いちごは潰さず、

可愛いからそのままの形でキープ。





ジャムにするつもりでしたが..

途中からソースに変更です。


お酢の匂いがなくなったら

煮沸消毒したびんに入れて出来上がり。


ジャムびんが 2 個できたんですよ。






さっそく、試食してみました。


小さなグラスにヨーグルトを入れて

その上からとろとろっと

いちごソースをかけてみました。


さらに


箱庭ハーブガーデンから収穫した

ペパーミントをほんのちょこっと添えて。








ひと口いただくと、


う〜ん、美味しい!


いつもと違う濃厚な甘みと

ピリッとしたペパーミントが相まって


何か上質なデザートをいただいているみたい!



庭先から収穫したばかりのハーブって

パワーが全然違います。


生き物の強さをそのままいただくと

不思議と感謝の気持ちもわいてきますね。


ペパーミントの精油は

ガムや歯磨き粉など食品や香粧品などに

ふんだんに取り入れられています。


私たちの暮らしに馴染んだ香りですが

香りの相性もありますね。


上品ないちごソースの濃厚な甘さが

より引き立てられるようです。






添えたペパーミントばかりでなく

いつもと違ういちごソースには

ある秘訣があるんです。


それは...


加えた砂糖にその秘密がありました。










秘密の砂糖つぼを

戸棚の奥に隠し持っています。


お菓子づくりのために

砂糖の中にバニラビーンズを入れて

甘いバニラの香りを砂糖に移しているんです。


今ではバニラビーンズは

スーパーで簡単に

手に入るようになりました。


バニラビーンズは

バニラのタネのことですが


実際は細長いさやの中に

タネが収まったバニラの果実を

目にすることが多いですよね。








ここで東京都薬用植物園から

バニラビーンズの情報を

下に掲載したいと思います。




バニラ

学名は Vanilla planifolia

ラン科の植物です。


バニラはメキシコからパナマと

西インド諸島原産のつる性着生ラン。


インゲンマメに似たサヤ状の果実が

バニラビーンズと呼ばれています。


緑色のバニラビーンズには

香りはなく


発酵熟成して黒褐色になると

バニラの主香成分である

バニリンができて

独特の香りを出すようになります。





その深い甘みは人々の心を

優しく解き放ってくれる

人気の香りですね。


香料として、香粧品や香辛料として

暮らしの至る場面で出逢います。





バニラの原産地がメキシコから

パナマとあるように、


古代栄えていた文明において

マヤ族やアステカ族は


カカオの実から数えきれないほどの

チョコレート飲料を作り出していたそうです。


その中でもバニラ風味の

チョコレートもあったそうです。


ちなみに、添加物の入った

チョコレートの飲み物は

高貴な人々は口にしなかったとのこと。


(チョコレートの歴史 河出文庫)






さて、


果実となる細長いさやは

原産地で乾燥、発酵を

繰り返していくのですが


その際、


バニラビーンズに含まれている

毒性によって


労働者さんたちが

大変な思いをしているそうです。



以下、


ジャン・バルネ博士の

植物=芳香療法から引用しますね。



バニラビーンズを手で扱ったり

梱包したりする労働者たちは

ひどい頭痛に襲われたり

胃腸の障害をおこしたり

一時的ではあるが

まゆ毛がすっかり抜けたりする

「バニリン」と総称させる

症候群に悩まされる。




大変高価なバニラビーンズですが


そんな裏話は

なかなか聞くことはないですよね?


労働者さんたちの血と涙の結晶

バニラビーンズを

大切に使っていたいと思いました。






そして、


いつもとちょっと違う美味しさを

あなたにもぜひ体験していただけたら

嬉しいです。






いちごソースづくりを

動画にまとめてみました。



良かったら、

のぞいてみて下さい。












お日さまと土と風と水を感じながら

植物と共にある暮らしに癒されて

アロマとハーブで

ありのままでいられる暮らし

起糸でした。

バイバイ。
















bottom of page